手汗や足汗が冷え性の原因となりかねないことをご存知でしょうか?今回はその原因と、体を温める血行の改善に有効な方法をお話しします。
手汗・足汗をかくことで冷え性になってしまう原因
実は私自身も、冬場はよく足が冷えています。現状デスクワークが多く、座りっぱなしで運動不足なことが多いのも1つの原因として考えています。
しかも暖房と少し離れたところにデスクがあるため、直接はその恩恵を受けられず、ストーブを焚いていても、
「無駄無駄無駄無駄ァ!」 で、
「キンキンに冷えてやがる!」 笑
特に膝から下がひどく、お風呂に入る前に触ると「氷か?」と思う時もあるくらいです。
また私は、緊張しぃだったり、何かあると考え込んでしまうタイプのためか、精神的な緊張やストレスを感じやすいのです。実はこれが、手汗・足汗の一番の原因。
手汗や足汗というのは、自律神経の働きによって調節されています。交感神経が優位になった場合に手汗や足汗は出てくるのですが、これがちょうど、緊張したりストレスを感じている時。そのせいか私も、よく作業中に手汗や足汗をかくことがあります。でも別に、作業をストレスと感じてはいないつもりなのですが・・・。
指先に汗をかいた状態でキーボードを叩くせいで、結晶化した塩っぽいものがキーボードに付くこともあり、衛生的に考えても、その都度拭き取らないといけないのが面倒です 泣
さて。では、これがどうして冷え性へとつながっていくのか。ただ汗をかくだけなら、確かに濡れて気持ち悪いですが冷えるとは思えませんね?実はその理由は、『気化熱』という熱にあるのです。
気化熱とは、簡単にいうと液体が乾いて蒸発するときに「お前も道連れじゃー!」とばかりに周囲の温度を奪い去って行ってしまうことです。
このせいで奪われた体温はそう簡単に戻ってくることはありません。そのせいで手足が冷えたままとなり、冷え性へとつながっていくのです。
体の血行を良くする方法
さてここから、は体の血行の改善のための方法をお話ししていきます。これは冷え性に関わらず、体温が低いと代謝や免疫力にも関わりますので気をつけておきたいところです。
カイロを使う
ヘソの下、または下腹部の丹田と呼ばれるあたりにカイロを貼ります。火傷にだけは十分に気をつけてください。お腹を温めることで、全身が温まっていきます。
私の場合は、市販のせんねん灸を使ったり、艾を捻って知熱灸をすることがあります。棒灸も輻射熱で温められるので、冷えていると気持ちいいですね。
市販のせんねん灸であれば、皆さんも購入して使用することができます。ただし、ご自身に限っての使用にしてください。
「家族なら問題ないでしょ?」と考える方もいるかもしれないですが、基本的に他人に灸を施すと、きゅう師免許を持っていない場合は法律に違反することになってしまいますので注意してください。
シャワーではなく湯船に浸かる
湯船に浸かって水分補給をしながら、30分くらい半身浴をします。シャワーでは体が冷えがちになってしまうため血行も悪くなってしまいます。
私も一時期はシャワーばかりの生活だったため、これも冷えに拍車をかける原因だったのかなとも思っています。
なお半身浴の効果とやり方に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
定期的に運動をする
定期的に適度な運動をすることも有効です。
最初にも挙げましたが、そもそもとして、私も含めた冷え性の人は運動不足であることが多いようです。
ウォーキングやジョギングなどで汗をかく機会を作ることで汗腺も鍛えられ、多汗症の防止にも効果があると言われています。
私も去年、運動のため筋トレや縄跳びに挑戦してみようかと考えたのですが・・・1ヶ月持ちませんでした。
食生活の改善
東洋医学的な観点として、冬に採れる野菜には体を温める効果があります。
人参やごぼう、レンコンなどの根野菜、黒ごまや黒砂糖など色の濃いものは体を温めます。
ただし白菜や大根は冬が旬ではありますが、体を冷やしてしまう作用があるため注意が必要です。
とはいえ白菜も大根も、冬に美味しい食べ方はたくさんあります。
こうした食材は、おでんや鍋などの調理法でカバーするようにしましょう。
靴下を履く・手袋をつける
最後に、手足を必要以上に冷やさない方法です。私もあまりにも足の冷えが気になるので、冬場は部屋でも靴下を履いています。
おすすめとしてよく耳にするのは、五本指ソックス。それがない場合、素材としておすすめなのはウールです。
これは綿の場合、足に汗をかいて吸収したあと、それを放出するまでに時間がかかってしまい、結果として足が冷えてしまうからです。
その点、ウールはすぐに汗を放出してくれるスグレモノです。だからどんなに汗をかいてもサラサラとのこと。
手に関しても、手袋で保温し、手汗を吸収するのが良いと思います。が、手の場合は指先が使えないと何かと不便だと思いますので、指先をカットしたタイプの手袋を着けるといいでしょう。
最後に
手汗・足汗が冷え性につながる原因と、血行改善の方法についてお話ししました。
これらの対策を行っても手足の汗が止まらないという場合は別の病気の可能性もありますので、皮膚科医などに相談するようにしてください。
それではまた次回、お会いしましょう!
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