今回はガソリンを誤って飲むと出てしまう症状についてお話しします。
ガソリンスタンドでバイトしてると、時々気になるんだけど・・・。
もしも何かの間違いでガソリンを飲んでしまったらどうなるんだろうって
実際、そういった事故が起こることは稀によくあるようです。
では今回は、ガソリンを飲み込んだ時に出る症状についてお話しします
ガソリンを飲み込むとどうなる?
普通に日常生活を送る上ではまず絶対に遭遇はしないだろう事故であるとの認識はあっても、人間の知的好奇心とは厄介なもので、それを知りたいと思ってしまうもの。
ここへたどり着いたあなたも、そんな知的好奇心から検索をかけたのではないでしょうか。安心してください。この記事にたどり着いたのは幸運です。これから知ることができますよ。
ガソリンによる中毒症状には、いくつかの種類があります。まずは飲み込んだ場合。次に気化した蒸気を吸い込んだ場合。それから目に入った場合や皮膚に付着した場合というのもあります。
順を追って、次からお話しします。
ガソリン中毒の症状
まずはガソリンを飲み込んでしまった場合についてお話しします。ガソリンを飲み込んでしまうと、口の中や喉、胃などがヒリヒリと熱を帯びたように感じられ、吐き気や嘔吐、下痢などが起こります。
また、ガソリンは揮発性が高いので容易に気化します。これによって粘膜が刺激され、激しい咳や息苦しさが出ます。ひどい時には酸素が不足してしまい、皮膚が青白くなるチアノーゼを呈することも。
目に入った場合には痛みを起こすほか、ひどい場合では結膜炎や角膜炎を引き起こします。
皮膚に付着した場合には、皮膚がただれてしまうことがあります。
どのくらい飲み込むと危険?
ではガソリンはどの程度飲み込んでしまうと危険なのでしょうか?
誤って舐めてしまった程度であれば様子をみることも可能ですが、成人でも致死量は10〜50mLととても少ないです。
このため基本的には、救急車を呼ぶことが必須となるでしょう。
吐かせるのは良くない?
ところで、ガソリンを飲み込んだ際は吐かせてはいけないと言われています。
この理由はガソリンは揮発性が高く気化しやすいため、気体を肺に吸い込むことを防止するためです。
肺に気化した気体が入り込むと、およそ1mL分でも重篤な化学性肺炎を引き起こし、激しい咳がずっと続くとされています。
もしも吐きそうな時はガソリンを吸入してしまわないよう、前かがみの姿勢を取らせて手助けしましょう。また、吐いた後は水などで口をゆすがせて救急隊に連絡をしましょう。
今回の話のまとめ
ガソリンを飲み込むことで起こる症状についてお話ししました。
肺に気体が入ってしまうと重篤化することがあるので、もし誤飲してしまった場合には絶対に揮発した気体を吸い込ませないように気をつけてください。
また、子どもの場合は大人よりも症状が出やすいですから、飲み込んだとわかったらすぐに救急隊に連絡するようにしてください。
それではまた次回、お会いしましょう!
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