ラクトフェリンが新型コロナ対策に効果アリ?感染予防の3つの特性

感染症の雑学
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 未だ感染拡大中の新型コロナウイルス。手洗い、ソーシャルディスタンス、マスクなどで守ってはいても、本当に感染を防げるのかは疑問です。

 ところが最近、ラクトフェリンなるものが新型コロナ対策に効果があるかもしれないとの話が出ています。

 ということで今回は、このラクトフェリンについてお話ししていきます。

 

ラクトフェリンとは

 ラクトフェリンとは一体、何なのでしょうか?

 あまり聞いたことのない単語ですね。

 実はこれ、母乳にも含まれるもので、感染症を幅広く予防してくれるという優れモノ。特に出産後数日の初乳に最も多く含まれています。

成人の場合では涙や汗、唾液など体外に分泌される液の中に含まれています。

また、食品ではヨーグルトを作る際に出る乳清(ホエイ)に多く含まれていますが、日本や欧米ではこれを捨てて乳製品を作っています。

そのためヨーグルトを食べたとしても、それほどのラクトフェリン摂取にはなっていないのです。

鉄と結合しやすいという特徴を持つので、ラクトフェリンは赤みがかった色をしていて、『牛乳の赤いタンパク質』とも呼ばれています。

 

 このラクトフェリンはウイルスや細菌に対して、大きく次の3つの働きを持ちます。

 1つめは侵入防御。文字通り、細菌やウイルスを侵入させないこと。黄色ブドウ球菌などの食中毒菌のタンパク質を分解するほか、ウイルスや菌が腸管の壁に付着するのを防ぐ効果があります。

 2つめは増殖抑制。ラクトフェリンは抗菌効果を持っていて、食中毒菌に付着して、その増殖を抑える効果を持っています。

 3つめは免疫活性。ラクトフェリン摂取でウイルスに感染した細胞などを攻撃する『NK(ナチュラルキラー)細胞』が増え、活性化するとのこと。

なおNK細胞は、笑うことでも活性化することで知られています

 

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 他に効果があるとされているものでは、胃がんの原因となるピロリ菌増殖の抑制、貧血改善、関節炎の改善、内臓脂肪の低減などが挙げられます。

さらにはとある試験で、腸で溶けるサプリメントのような形でラクトフェリンを摂取してもらったところ、起床時の口の中のネバネバ感や口臭が減って、口の中が爽やかになったというデータもあります。

このことから歯周病の抑制にも効果があるのではないかと議論もされています。ラクトフェリンは人体にとって特に危険性がないので、有効利用のために積極的に研究が行われている物質でもあります。

 

 そして新型コロナウイルスに対しては、1日4回のラクトフェリン32mgと亜鉛10mgを経口投与したところ、全被験者が5日以内に咳など症状の改善を示し、死者が出ることはなかったとの論文が出ています。

さらに吸入器で鼻にも1日4回のラクトフェリンの噴霧をしたところ、およそ8割の被験者で嗅覚異常が改善されたとの報告も上がっています。

コロナ感染による嗅覚消失の後遺症の対処法が見つかっていない中、これは大きな希望となるかもしれませんね。

 

 ただし、ラクトフェリンにも弱点はあります。それは摂取しても胃で分解されてしまうということ。生きて腸まで届いてくれなければ、吸収されません。

このためコロナ対策に使用するには、胃で溶けずに腸で溶けるサプリメントが必要になるということです。

そこでおすすめなのがこちら。1日1〜3粒飲むだけで手軽にラクトフェリンを摂取できます。

安心安全の日本製で、お得な3ヶ月分となっています。


 

最後に

 ラクトフェリンについてお話ししました。

 今後、もっと有用な検証結果などが出てくれば、コロナの予防対策に新たな風を吹き込んでくれる存在になるかもしれませんね。その時はまた、記事を更新していきます。

 それではまた次回お会いしましょう!

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