今回も前回の続きで、有名なウイルス感染症7つと、近年若い人の間で流行しているといわれる梅毒について、それからHIVとAIDSの違いについてをまとめた解説一覧です。
前回はこちら↓
ウイルス感染症
まずはウイルス感染症からお話ししていきます。
インフルエンザ
最初は皆さんご存知、インフルエンザ。感染症法では5類に指定されています。
インフルエンザウイルスによって起こされる感染症で、毎年のように冬に大流行しますね。
今年も寒くなってきました。今年は新型コロナと合わせて、気をつけなければいけない感染症です。
日本では年間に数百〜1千万人が感染し、実に数千〜1万人以上が死亡していると言われます。
あまり報道されていないだけで、実は死者もかなり出ているんですね。
原因となるインフルエンザウイルスはA・B・Cに分かれていて、それぞれで治療法も異なってきます。
ただ共通するのは、安静にして保温すること、栄養と水分を補給することです。
その他、状態に応じて、解熱・鎮痛薬、抗炎症薬・咳止め・抗ヒスタミン薬などが処方されます。
予防にはワクチンが効果的です。
インフルエンザでは、毒性を無くして免疫を作るのに必要な成分のみで作られた不活化ワクチンが使われています。これは定期的に接種することが必要になっています。それでインフルエンザは毎年、『ワクチン接種してね』と言われるんですね
ちなみに私は1度もインフルエンザに罹ったことがなく、ワクチンも接種したことがないです。
実家でも、どうも家族揃ってインフルエンザに強いらしく、唯一、罹ったことがあるのは弟くらいです。
インフルエンザは飛沫によって目・鼻・口から侵入して感染した後、上・下気道の細胞で増殖します。
潜伏期は1〜2日。
その後、悪寒・発熱・頭痛・腰痛・倦怠感など全身症状が出現し、咳・喀痰・胸痛などの呼吸器症状がやや遅れて現れます。
発熱は39〜40℃の高熱で、3〜5日持続して急速に解熱します。
症状では他に、筋肉痛や関節痛、悪心・嘔吐、下痢、腹痛を伴うこともあります。
予後に関しては、高齢者や慢性の疾患・心疾患や糖尿病などの持病を持つ方以外は、基本的に3〜7日で軽快します。
高齢者や持病を持つ方の場合、2次的に肺炎を引き起こして重篤化する危険性があり、さらに乳幼児の場合には脳炎や脳症を起こすこともあるので注意が必要です。
ノロウイルス
これも冬に流行するウイルスの代表と言っていいですね。
最近はやや減少している傾向にありますが、それでも年間で1万2000人前後が罹患し、死亡数も2500人前後は出ています。
4人に1人くらいが亡くなっているというのも恐ろしいですね。
経口感染し、患者の便や吐瀉物などにウイルスが含まれ、これが人の手を介して体内に侵入したり、ヒトからヒトへ直接、飛沫などで感染し、小腸の細胞内で増殖します。
他にも感染経路はあります。
これからの時期に美味しい牡蠣。
レモンまたはポン酢などをかけて生でジュルッと・・・!
一緒にお酒があると、もう最高です笑
しかし、これが原因でノロウイルスに罹ったことがあるという方もいるのではないでしょうか。
二枚貝などの貝類の生食での感染ですね。
牡蠣は餌のプランクトンを食べる際、海水も一緒に吸い込みます。
そのため海水中にウイルスがいた場合には、ノロウイルスを溜め込んでしまい、蓄積されて、それを食べたヒトが感染してしまうのです。
潜伏期は1〜2日。
症状は、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛ですが、発熱は軽度で、感染しても発症しない場合や、人によっては軽いかぜのような症状で済んでしまうこともあるそうです。
発症した場合の有効な治療法は無く、対症療法のみ行われます。
水分と栄養をしっかりととって安静にしましょう。脱水症状が酷い場合、病院で点滴などの輸液をしてもらいます。
下痢止めは回復を遅らせる場合があるので、使用しない方が望ましいとされています。
私としては下痢よりも嘔吐の方が嫌なので、そちらを止める薬であれば欲しいですね。
症状は1〜2日で回復し、後遺症も出ません。
ノロウイルスといえば、私は治療院を退職してから一時、コンビニでアルバイトをしていたのですが、一定の時期ごとに検査を受けたことがあります。
店内厨房があったためで、検便による検査でした。
ノロウイルスの予防対策
1.患者の吐瀉物や糞便から、ウイルスが空気中に出てくるため
食事の前やトイレの後には必ず手を洗う
2.感染者がトイレを使用した後
家庭では塩素系漂白剤で消毒する
3.食品を取り扱う時は
生ものは中心部までしっかりと加熱する(90℃で90秒以上)。調理器具も熱湯で殺菌消毒する。
生ものを扱うまな板は専用のものを使い、調理台は塩素系漂白剤などで消毒する
4.糞便や吐瀉物が布団やタオルなどのリネン類についてしまったら
飛び散らないよう処理した後、洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗いする。
その時、飛沫を吸い込まないようにマスクなどを着用する。
下洗いの後は85℃以上の熱水による洗濯が望ましいが、難しければ消毒に塩素系漂白剤を使う。
その後、高温の乾燥機を使って乾燥させるとなお良し。
下洗いした後は、その場所を塩素系漂白剤などを使って掃除することを忘れないように。
すぐに洗えない布団などの場合は、スチームアイロンや布団乾燥機を使うと良い。
麻疹
次は子供が罹る感染症の1つ、麻疹です。
麻疹ウイルスが原因で感染する熱性発疹性疾患で、感染症法の5類感染症に指定されています。
3歳以下の乳幼児期に発病、年間に数十万人が発病していて、数十例が死亡しています。
麻疹は、ウイルスが上気道粘膜の細胞に侵入することで増殖し、所属するリンパ節での増殖を経てから全身臓器へ伝播し、そこで2次的な増殖を起こすことで発症します。
麻疹ウイルスは、生後半年くらいまでは母親からの受動免疫によって感染はしません。
それを過ぎて感染した場合、症状が現れない『不顕性感染』は極めて少なく、実に95%以上が発症すると言われています。
そのため、1歳と小学校に就学する前年(生後12〜90ヵ月の間)に、予防接種をすることになっています。
このワクチンは、ウイルスは生かしたままで毒性を弱めた『弱毒生ワクチン』が使用されています。ウイルスが生きているため、実際の感染と同じように免疫を形成できますが、反面、病気の軽い症状が出ることがあります。
空気感染・飛沫感染によって感染します。
潜伏期は10〜12日。
症状は、時期ごとに以下のように分かれます。
・カタル期
発熱・咳・鼻水・結膜炎で発症。
2〜3日後に口の中の粘膜に『コプリック斑』と呼ばれる、周囲が赤い、小さな白い斑点が出現
カタル期→炎症によって粘膜から滲み出してくる粘液などの液体が、過剰に生産されている時期
・発疹期
発症から3〜4日で一旦解熱し、再び高熱が出る(二峰性発熱という)。
耳の後ろや頸部から、全身へ広がっていく丘疹性発疹が出現
この発疹は、治癒後に色素の沈着を残します
・回復期
2〜3日高熱が続いた後、急速に解熱し、発疹も無くなる。
麻疹の症状の覚え方
『コープ、全マシン、発進だ』
麻疹には特定の治療法はなく、安静と十分な栄養と水分の補給、発熱に解熱薬を使います。
予後は良好ですが、学校伝染病に指定されているため、解熱後3日しないと学校へは登校できません。
また、10%の例で中耳炎・脳炎・下痢などの合併症を引き起こします。
風疹
続いても、子供の罹りやすい感染症の風疹です。
風疹ウイルスによって発病する急性発疹性感染症で、感染症法の5類感染症(見込み)に指定されています。
2〜3日で軽快することから、『3日ばしか』の名称で知られています。
妊娠中に感染すると、胎児に心奇形・白内障・難聴・小頭症などを起こす『先天性風疹症候群』を生じる危険性があるため、注意が必要です
小学校低学年での発病が多く、時には成人でも罹患します。
5年ごとの流行をみせますが、1999年にはおよそ5000人と少なくなっています。
感染、増殖、発病までのパターンは麻疹に似ています。
潜伏期は2〜3週間。
症状は、発疹・発熱・リンパ節の腫脹。
発熱は無かったり、ごく微熱の場合の症例も多いようです。
発疹はバラ紅色の斑状丘疹で、顔・耳の後ろ・体幹・四肢の順に出現し、3日前後で無くなります。
この発疹は、治癒後に色素の沈着を残しません
リンパ節の腫脹は発疹が出現する数日前から、頸部や耳の後ろに多くみられますが、全身のリンパ節が腫脹し得ます。この腫脹は3〜6週で消えます。
風疹の3つの主な特徴の覚え方
『風疹で、発熱、休診、コンパ。』
麻疹と同様に特定の治療法がないため、安静にして十分な水分と栄養を補給します。
予後は良好ですが、こちらも学校伝染病に指定されていて、発疹が消失するまでは登校できません。
稀に関節炎や血小板減少性紫斑病、溶血性貧血、脳炎などの合併症を起こします。
脳炎を合併してしまうと、予後は極めて不良となります
・特発性血小板減少性紫斑病
急性と慢性があり、小児では急性のもの。
細菌やウイルス感染後に、血小板に対する自己抗体が産生されることで血小板の数が現象し、出血傾向がみられる。
多くは半年以内に治癒する、比較的予後良好の疾患
・溶血性貧血
何らかの原因で赤血球の寿命が短くなり、その結果として貧血をきたす疾患の総称。
遺伝性のものや、自己免疫反応によるものが代表的
流行性耳下腺炎
この病名から、皆さんは何の病気かわかりますでしょうか?
ヒント:子供のうちに罹った方が良いとされる病気です
正解は『おたふくかぜ』。これは俗称というものですね。
ムンプスウイルスが原因で唾液腺の1つである耳下腺が腫れてしまう疾患で、感染症法の5類感染症に指定されています。
小学生など学童を主体として発病しますが、およそ15%は、思春期から成人でも発症します。
飛沫感染で、気道から侵入したウイルスが粘膜下の組織で増殖し、唾液腺や髄膜、生殖腺や膵臓などに散布されて発病します。
潜伏期は2〜3週間。
症状は、発熱・耳下腺の腫脹。
・・・と、子供のうちに罹ってしまえば、このくらいの症状で済みます。
問題は大人です。
成人が『流行性耳下腺炎』に罹患するとどうなるの?
大人になってから『おたふくかぜ』に罹った場合、何か大変な思いをするというのは、皆さんもどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
では、どう大変なのでしょうか?
成人の場合、合併症として、髄膜炎や膵炎を起こすことがあります。
髄膜炎を起こすと難聴になることがあります
また男性の場合では、精巣上体炎(副睾丸炎)や精巣炎(睾丸炎)を起こすこともあり、最悪の場合、子供が作れなくなってしまうこともあるそうです。
実は私、おたふくかぜに罹ってないんですよ。
だから将来、もし結婚して子供ができて、その子供がおたふくかぜに罹ったら、マスクでもしないと近づけないですね・・・。
麻疹・風疹・流行性耳下腺炎などの感染症は、1度感染すると2度と罹らない『終生免疫』を獲得できます。だからおたふくかぜは子供のうちに、ということですね
病気の経過としては、発熱は数日で軽快し、耳下腺の腫脹は約1週間で無くなります。
合併症がなければ、予後は一般的に良好です。
単純ヘルペス感染症
単純ヘルペスウイルスが原因の感染症で、感染すると、局所に細かな水疱や潰瘍が形成されます。
ウイルスは1型(HSV-1)と2型(HSV-2)に分かれています。
1型の場合は1〜3歳で初感染することが多く、2型は性行為での感染が多いとされています。
ヘルペスウイルスは神経に潜伏することが特徴として挙げられますが、2型の場合は唾液や患部の直接接触で感染します。
潜伏期は2〜20日で、症状の出ない不顕性感染がほとんどとされ、感染部位の皮膚や粘膜を支配する知覚神経の終末から軸索に沿って侵入、知覚神経節に潜伏します。
症状も1型と2型では異なります。
・1型
主として口腔粘膜に感染し、初感染の場合は歯肉口内炎や髄膜脳炎を起こす。
再活性化すると潜伏感染していた神経が支配している場所の皮膚にヘルペスを生じる(口唇ヘルペスなど)
・2型
男性よりも女性に症状が多く、帯下(おりもの)や激しい外陰部痛などが現れる。
妊娠時に合併すると、母親から胎児に感染し、新生児ヘルペス脳炎などを起こすことがある
免疫に問題がなければ予後は良好ですが、免疫力や体力が低下した時に、しばしば再発します。
中枢神経への感染症や免疫不全患者、新生児に感染した場合には予後は不良です。
水痘・帯状疱疹
これは俗に『水ぼうそう』と言われる感染症です。
子供の頃に罹ったという方もいると思います。私もその1人です。
水痘・帯状ヘルペスウイルスが原因で、水痘(水ぼうそう)は感染症法の5類感染症(見込み)に指定されています。
水痘は飛沫感染あるいは患者の水疱から出てきた内容液の飛沫による感染で、ほとんどが小児期に感染し、帯状疱疹は高齢化に伴って、一生のうちに7〜8人に1人の割合で発症すると言われます。
ちなみに・・・、これらが同一に扱われる理由ですが、皆さんはわかりますでしょうか?
ヒントは、先ほどのヘルペスウイルスの持つ特徴です。
水痘(水ぼうそう)に感染して治癒した後、そのウイルスは神経節に潜伏します。
そして免疫力の低下などがあった時に、ウイルスが再活性化して発症するのが帯状疱疹なのです。
水痘の潜伏期は10〜20日で、発熱と皮疹が出現します。
皮疹は紅色丘疹→水疱→膿疱→痂皮の順で変化します
水痘は、水疱(水ぶくれ)の時期が1番辛いですよね。薬を塗っても、もう全身が痒くて痒くて。
でもお医者さんや親から掻いちゃダメ!って言われるから、必死に我慢してました笑
帯状疱疹は免疫力低下などの際に、顔面の三叉神経節や脊髄の後根神経節などに感染したウイルスが再活性化し、神経節が支配している領域の皮膚に神経走行と一致した帯状の水疱を作り、痛みを伴います。
水痘は免疫に異常がなければ予後良好ですが、潜伏して再活性化することがあり、免疫不全患者や新生児に重症の水痘が発病すると予後は不良です。
帯状疱疹は予後良好ですが、痛みが数ヶ月〜数年にわたって残ることもあり、その場合には交感神経節ブロックなどのペインクリニックが必要となります。
性感染症(STD)
ここからは2つのみ、性感染症についてお話しします。
梅毒
梅毒トレポネーマの感染が原因の感染症で、感染症法の5類感染症に指定されています。
しばらくは感染者数も減少傾向にありましたが、近年は再び患者数が増加してきています。
平成21年には691人だったものが、令和元年にはおよそ10倍の6639人にまで増えています。
今、最も注意するべき性感染症と言えるでしょう。
年齢も15〜29歳までと、比較的若い世代に多く報告されています。
梅毒トレボネーマの症状は実に多彩で、母親が梅毒に感染していると母体内で感染する先天性梅毒もあり、この場合は多くは死亡し流産になりますが、無事生まれてきた場合にも発育不良となります。
現役鍼灸学生さん向け
『先天性梅毒の3つの主な特徴』
・パロット溝(口の周囲の放射状の瘢痕)
・ハッチンソン3徴候(ハッチンソン歯・実質角膜炎・内耳性難聴)
・鞍鼻(鼻筋が低くなって落ち込んだ状態)
では、梅毒の症状を時期ごとに見ていきましょう。
・第1期梅毒(感染後3ヶ月まで)
外陰部を中心に痛みのない初期硬結ができ、そこを中心として潰瘍となって『硬性下疳』を生じる。
所属リンパ節(鼠径リンパ節)が大きく腫脹する。しかし痛みがないため『無痛性黄痃』と呼ばれる
・第2期梅毒(感染後3ヶ月〜3年まで)
この頃から梅毒トレポネーマが血中に入って増殖し、発熱・関節痛・全身倦怠感・全身リンパ節腫脹などが起こる。
多彩な発疹が特徴で、梅毒性バラ疹(直径1cm程度の淡紅色をした発疹)・丘疹性梅毒疹・扁平コンジローム・梅毒性乾癬などのほか、肝炎や腎炎、髄膜炎、脱毛もみられるようになる
扁平コンジローム→肛門や外陰部など、比較的柔らかい場所にできる丘疹
・第3期梅毒(感染後3〜10年まで)
結節性梅毒疹・粘膜疹・ゴム腫がみられる
ゴム腫→ゴムのような硬さを持つ皮膚病変で、皮膚や粘膜のほか、骨や肝臓、精巣などにみられる
・第4期梅毒(感染後10年以降)
心血管や中枢神経にも症状が及び、梅毒性大動脈瘤や進行麻痺などが現れる
梅毒は、ペニシリン系抗菌薬を十分に投与するなど、早期に適切な治療を行えば予後は良好です。
後天性免疫不全症候群(AIDS)
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によって起こされる免疫不全に続発する症候群のことを言います。
HIVはあくまでヒトに対して免疫不全を起こすウイルスです。混同しないよう注意してください
1981年に初めて報告された比較的新しい感染症で、現在も人々を苦しめている感染症です。
HIV感染とAIDS発症は別物ですが、統計では合算している場も多く、新規感染・発症数を合計して、2014年に1600人、2016年では合計で1448人となっています。
感染経路はHIV感染者との性交渉、HIVが混入した血液製剤の輸注、汚染された注射針、母子感染などがあります。
しかし感染の8割以上は、HIV感染者との性交渉と言われます。
HIVはヒトに感染すると、ヘルパーT細胞という免疫に関わる重要なリンパ球を破壊してしまいます。
その結果、免疫機能が低下して日和見感染を起こします。
ここが重要で、日和見感染を起こさなければAIDS発症にはなりません
HIVに感染すると、1ヶ月ほど経ってから、かぜのような症状が現れます。
それが治ると、数年から十数年は全くの無症状期間が続きます。
その後、AIDSに関連した症候が出てくる時期となり、リンパ節腫脹・体重減少・発熱・下痢などの消耗状態に陥っていきます。
そして種々の日和見感染(帯状疱疹・ニューモシスチス肺炎・サイトメガロウイルス感染症・カンジダ症・クリプトコッカス症など)や悪性リンパ腫・カポジ肉腫などを起こし、AIDSの発症となります。
カポジ肉腫→皮膚に暗赤色の腫瘍が多発する。AIDS合併症としてみられるが、日本では少ない
現在、有効な治療法は存在せず、抗HIV薬などのウイルスの増殖を抑制する薬を投与することで発症を遅らせる措置が取られ、これによって発症してからの生存期間も伸びつつあります。
最後に
これで主要なウイルスと性感染症についての解説は終了します。
次回も感染症関連のお話を予定しています。
それではまた次回、お会いしましょう!
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