メーデーとは?緊急事態を告げるものとそうでないものとの違いは?

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 今回はメーデーの持つ意味についてお話しします。

よく戦争もののゲームとかで「メーデー」って聞くけど、あれって何が由来なんだろう?

ノリスケ
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実はある国の言語が由来となっています。

また、それとは別の意味で使われるメーデーもあることをご存知でしたか?

今回はそれらについてお話しします。

 

メーデーとは?

 戦争ものの映画作品やコール・オブ・デュー○ィーなどのゲームで度々耳にすることのある「メーデー」。

実はこれには2つの種類があるのです。それらが今日、使われるようになった由来についてお話ししていきます。

緊急事態を告げる「メーデー」

 まずは映画などでよく聞く方から。こちらの「メーデー」は劇中で「メーデー・メーデー・メーデー!」と3回叫んでいるのを聞くと思います。

実はこれは遭難など緊急事態を表す際に無線で使用される国際基準の言葉で、1923年にイギリスの空港に勤めていた無線技師が考案したとされています。

語源はフランス語の「Maider(メデ)」、日本語で「助けて」の意味。

なぜイギリス在住の人物がフランス語をわざわざ語源に使ったのかといえば、彼が勤めていた空港と最も頻繁に行き来していたのがフランスの空港であったため。

地理的にもドーバー海峡を挟んだすぐ向こうですから、色々と都合が良かったのでしょう。

だから向こうの空港に到着するまでの間にトラブルがあった際、緊急事態を告げる言葉としてフランス人にも通じるよう「メーデー」が開発されたのだと思います。

それがやがて世界における基準となり、今日では航空機やそれ以外の場面でも、緊急事態を告げる言葉として使用されるようになりました。

ちなみになぜ3回なのかといえば、緊急時の呼び出しのルールとして国際的にそうすることが推奨されているからだとか。

でもいつしかそれが当たり前の認識となって、推奨ではなく普段使いされるようになったのでしょうね。

 

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もうひとつの「メーデー」とは?

 それではここから、もうひとつの「メーデー」についての話をしていきたいと思います。

こちらは世界各国で同様の認識がなされている、労働者のための祭典や団結の日である5月1日を表しています。ちなみに英語で表すと「May Day」となります。

海外では休暇となることが多いようですが、残念ながら日本ではあまり認知されていないために休みでないことも多いです。G.W.の日程によっては、この日が休みになる会社もあるかもしれませんけどね。

ではなぜこのような認識がなされるようになったのか。それは世界各地における文化や歴史に由来します。

 

まずひとつめ。1886年5月1日に、アメリカはシカゴの労働者によってストライキやデモが行われました。

要求は8時間の労働と8時間の休息など。今の日本で言うところのブラック企業に対して反旗を翻すようなものです。

そして1890年には、このストライキを行った日を記念して初めてメーデーが開催されました。

 

ふたつめはヨーロッパの文化。ヨーロッパでは古くから、毎年5月1日に春祭りが行われていました。

元は夏の訪れを祝う文化で、その祭りの中で5月の女王たる『メイクイーン』を選んで花を摘み、歌い踊りました。

そして「この日だけは労働者・経営者ともに常日頃のわだかまりなく過ごそうじゃないか」という暗黙の了解があったのです。

 

ちなみに日本では1920年5月2日に東京の上野公園でメーデーが初開催されました。

この時は「8時間労働の制定」「失業防止」「最低賃金法制定」などが訴えられたようです。

 

今回の話で私が思ったこと

 緊急事態のメーデーと労働者の祭典・団結のメーデーの違いについてお話ししました。

 私自身も最初はメーデーに2つの種類があることを知りませんでした。特に後者のメーデーです。

 前者はアニメやゲームで聞くことも多いので、かなり記憶にに残っていたんですけどねw

 でももしかして日本史か公民なんかで習ってたかも知れません。完全に忘れてますけど・・・汗

 食糧メーデーとかなんか教科書で見たような気もしますし。

 とにかく今回のことで、改めて勉強になりました。

 それではまた次回、お会いしましょう!

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