唇が荒れて皮が剥けてきていると気になって、つい剥いてしまう。
そんな経験は、誰しも一度くらいはあると思います。
ただこれが癖になって、時には血が出てしまうくらいやってしまうことも。
実は私も、そんな1人でした。やめなくちゃと思ってもなかなかやめられない。
今でも意識しないとやっぱりやってしまいます。
今回は唇の皮がむける原因と、その対策法として唇のケアのやり方を紹介します。
唇の皮がむける原因
まずはどうして唇の皮がむけてしまうのかから見ていきましょう。
唇の乾燥
唇には他の皮膚と比べて皮脂腺や汗腺があまり存在しません。
そのため唇は自己を守るためのバリアーが少なく、乾燥などに対してとても脆弱な存在なのです。
ただでさえ食べたり拭いたりで刺激にさらされているところに、乾燥まで襲ってきたのでは、唇にとってはたまったものではありません。
唇を舐めてしまう
よく唇を舐めてしまう、という方もいると思います。私もそうでした。
ですが、これもNG。
唇を舐めてしまうとその時は確かに潤いますが、それが乾くと余計に乾燥させてしまうのです。
舐めれば舐めるだけ乾燥も進むので、舐めないように意識しましょう。
ストレス
唇の皮をむくのは、ストレスによる一種の自傷行為と考えられています。
ストレスが溜まると血行が悪くなり、唇を栄養しにくくなるために乾燥しやすくなって剥けやすくなるのです。
そしてイライラしながら唇の皮をむいてしまう、といった行為に走るようになっていきます。
その痛みによる肉体的ストレスから、精神的ストレスの緩和を無意識に行っているとも考えられています。
唇が荒れてささくれができたのが気になって、つい剥いてしまう
これは私の場合なのですが、同じような方もいるかなと思ったので話しておきます。
唇が荒れてくるとカサカサ・ガサガサになってささくれができてきます。
「あれ、これむけるんじゃね?」
と思い、それで剥き始めてしまったのが私。
むくと気持ちいいんですよね。痛みもなく簡単にペロッと剥がれてくれると特に。
なお私は、唇を軽く噛んで剥いていました。
それが癖になって繰り返しているうちに、時に血も出るようになりましたが、やめられませんでした。
そしてしまいには、そこだけ季節問わず常にひび割れている状態に。
特に乾燥する季節になると切れて血が滲み、口を開けるたびに切れてピリッとした痛みが走るようになってしまいました。
後悔しましたが、後の祭り。
おそらくこれは仮に治ったとしても、一生残る傷跡なのではないかと思っています。
ちなみにひどい時は、下の写真のようになってしまいます。
下唇が見事に割れているのが、確認できると思います。
何度も繰り返し唇の皮を剥いているとこんな風になってしまうという、悪い見本にしてください。
唇の皮をむかないようにする対処法
ここからは唇の皮をむかないためにどうしたらいいのかをお話しします。
乾燥させない
最初の対処法は至極当然と言えるもの。
唇が乾いて乾燥してしまうと、唇が荒れます。
そしてささくれができて剥いてしまう、といったことが起こるので、リップクリームや保湿クリームを塗って、常々保湿を心がけましょう。
また、唇を舐めないようにも気をつけましょう。
胃腸の調子を整える
唇には胃腸の調子が現れます。
これは東洋医学的な見方で、五臓の脾や六腑の胃の調子を表すサインになります。
ですので唇の色が良くなかったり、荒れている時には胃腸に負担をかけるようなことをしていないかも考えてみてください。
ストレスを溜めない
ストレスを溜めてしまうと唇が荒れてしまうのは先ほど説明しました。
趣味の時間を作る、ゆっくりとお風呂に浸かる、睡眠を十分にとる、美味しいものを食べるなどしてストレスをなるべく溜めずに発散することを心がけましょう。
マスクをつける
マスクをつけることで保湿効果が出て、唇を乾燥から守ってくれます。
リップクリームや保湿クリームを塗ればさらに効果的です。
また、つい皮を剥いてしまう手からも唇を守ることができるようになるでしょう。
唇パックをしてみる
唇パックという方法を最後に紹介します。
- まず、蒸しタオルなどを唇に当てて3分ほど唇をふやかします。
- 次に綿棒で優しく、柔らかくなった皮を取り除きます。この時は、自然に剥がれ落ちてくる皮だけを取り除きましょう。
- その後、唇に市販のリップやワセリンを塗ります。
- そして、その上から唇のサイズに合わせて切ったラップを置いて、5〜10分ほど待つだけです。
続けていけばささくれなども目立たなくなるので、気になって剥いてしまうということも減ると思います。
最後に
唇の皮がむける原因と対策法についてお話ししました。
意識しても唇の皮をむく癖というものはなかなか治りません。
私自身も、だいぶ減りましたが、それでもやはり剥いてしまうときがあります。
お互いに意識して、気になってもむかないように心がけていきたいですね。
それではまた次回、お会いしましょう!
コメント