コカインとは?症状はどのようなものがある?危険性を正しく知ろう!

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 先日Youtubeのニュースで、日本円にして100億円相当のコカインが韓国で押収されたとの報道がありました。

 コカインといえば、シュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガー氏の映画にも出てくる麻薬の名前です。

「コカインの匂いがすんな?」「ヘロインだ」

といった具合に。

今回はそのコカインがどのようなものなのか、危険性をお話しします。

 

コカインとは?

 コカインは南米原産のコカの葉から作られる白い粉末状の薬物です。匂いはないとされていますが、苦味があるといいます。

ちなみに。現在は勿論ありえませんが、コーラの開発・販売当初は少量のコカインが入っていたことがあるという逸話があり、そこから名前がコカ・コーラというネーミングになったという説があります。

 

コカイン乱用による症状

 コカインには覚せい剤と同様に神経系、それも中枢神経を興奮させる働きがあります。そのため気分が高揚して、いわゆる『ハイ』な状態になり、疲れや眠気の消失のほか、体が軽く感じるようなことがあります。

さらには力や知力が増したというような錯覚も起こりますが、覚せい剤に比べると効果の持続する時間が短く、依存症となってしまった場合には、1日に何度も何度も乱用してしまうようになります。

 そして乱用を続けていると、薬が切れた時の禁断症状として、虫が皮膚の中を這いずり回っているような不快な感覚を感じるようになると言われています。

日本ではこの感覚を、蟻が走っているような感覚として『蟻走感』と呼びます。

ひどくなると、皮膚と筋肉の間に虫が入り込むような感覚にも襲われ、自らの皮膚を避けるまでかきむしることもあるそうです。

そして最後にはこのような症状が常に繰り返されるようになって錯乱を起こし、まともな精神状態でいられなくなり、完全な精神障害者となってしまうのです。

・・・というか、それなんて雛見沢症候群

 

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コカインが体に与える影響

 コカインは体の各部位に深刻なダメージを与えていきます。

脳や神経系

 前述の通り中枢神経系に作用するため、実に多様な意識障害や幻覚・幻聴・妄想・記憶力低下などを生じさせます。また、脳血管が破れることによる脳卒中や動脈の破裂などを引き起こすこともあり、神経系統において様々な発作を生じます。

さらに脳幹の機能にも影響を与えることがあるため、呼吸困難などで死に至る場合もあります。

 

心血管系

 心臓では心拍数の増加やそれに伴う不整脈・心不全・胸痛などが現れ、時に冠状動脈への酸素供給の不足から心臓発作を起こすこともあります。

血管系では末端の毛細血管の収縮による血圧の急な上昇などが生じます。

 

呼吸器系

 コカインは通常、鼻から吸引するため、常習者では鼻粘膜に腫瘍が形成されることがありますが、常習というほどでない場合は鼻づまりや鼻水がみられることがあり、これらが原因となって嗅覚の麻痺や副鼻腔からくる頭痛を引き起こすことがあります。

 

消化管系

 食欲の減退や悪心・嘔吐、胃痛などを生じます。

 

生殖器官

 性欲増進の効果を持つほか、精子や卵子にも影響を与えてしまいます。妊娠中に使用した場合、高確率で死産や流産を招きます。また胎児にも、奇形などの身体障害や産まれてからの精神の障害を誘発します。

 

 

最後に

 コカインの恐ろしさについてお話ししました。

 薬物乱用、ダメ、絶対!小学校から習うことではあるのですが、こんなに恐ろしいことになるとわかっていても、世の中には誘惑に負けて乱用してしまう人が存在するのもまた事実です。

 私たちは絶対に乱用しないことを、心に誓っていかなければなりませんね。

 それではまた次回、お会いしましょう!

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