あたりめ するめ の栄養成分は?噛めば噛むほどうまいその理由!

食品の雑学
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 噛めば噛むほどに美味しいあたりめ(するめ)。ダイエットにもおすすめと言われていますが、ではなぜそう言われているのでしょうか?

今回はあたりめの栄養成分と、噛むほど美味しくなる理由についてお話しします。

 

あたりめの栄養成分

 私も先日、ふとあたりめが食べたくなったのでおつまみとして購入して食べました。ダイエットにおすすめされているのも頷ける、1パック14g入りで44kcal(コンビニの小さい方のパックです)。

原材料もイカと食塩しか使われておらず、子供も安心して食べられるのでおやつにも最適です。

 ところであたりめは、噛めば噛むほど旨みが出ますよね。その秘密は原料のイカに含まれているプロリン・アルギニン・グルタミン酸・アラニンなどの成分によるものです。

グルタミン酸は旨み成分としても有名ですので、聞いたことのある方もいるのではないでしょうか。昆布や醤油、味噌などに含まれています。

 さて、そんなあたりめの栄養成分ですが、仮に1枚丸ごと食した場合のカロリー数は267kcal。意外と高いように見えますが、太りにくいとされているのは、その栄養素のほとんどがタンパク質であるためです。

あたりめに含まれるタンパク質はおよそ55g。対して脂質と糖質はそれぞれ3gと0.3gとなっています。

また、他の栄養素として特筆すべきはビタミンE・ビタミンB12・カリウム・マグネシウム・リン・亜鉛・銅があります。これについて個別に解説します。

 

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ビタミンE

 ビタミンEは、血液の流れをスムーズにし、血管の老化を防いで体内の過酸化脂質の増加を抑える作用、ホルモンのバランスを整える作用、体の老化を防ぐ抗酸化作用などがあります。

 

ビタミンB12

 ビタミンB12は赤血球の産生に必要で、不足していると赤血球をうまく造り出せなくなる『悪性貧血』になってしまいます。

その他、疲れやすくなったり体力不足にも陥りやすくなり、便秘や食欲不振なども引き起こします。また、手足のしびれや痛みなど神経症状を引き起こすことでも知られています。

 

カリウム

 カリウムは腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制して血圧を下げる効果があります。血中ではナトリウムとともに細胞の浸透圧の維持や心筋や他の筋肉の機能の調節、神経伝達の補助などを行なっています。

 

マグネシウム

 マグネシウムは人体では合成できないミネラルのひとつで、骨や歯の形成に関与して骨折させにくくするほか、神経の興奮を抑えたり、動脈硬化を抑える働きなどがあります。

さらに、人体に存在する各種酵素の働きを高めることも重要な作用のひとつとされています。

 

リン

 リンも骨や歯の構成成分として欠かせない存在です。カルシウムと結合して骨や歯を形成します。また、細胞膜やDNA・RNAといった核酸の元にも利用されています。

さらにはATPと呼ばれる、体内のエネルギーを貯めておく物質にも利用される重要なミネラルなのです。

 

亜鉛

 亜鉛は味覚の維持に重要な役割を果たします。不足すると味覚障害のほか、免疫力が不足して肺炎などにかかりやすくなったり、爪や皮膚に異常をきたしたり、脱毛などの症状が出てきます。

 

 銅は赤血球の生成を促すために利用されています。そのため不足してしまうと赤血球をうまく生成できずに貧血となってしまうことがあります。

また、銅は体内では酵素にもなって活性酸素の除去や骨や歯の形成にも関わっています。さらに銅には抗菌作用があって、腸チフス菌やO-157の原因となる菌などに対して効果を持っています。

 

最後に

 あたりめの栄養成分と噛むほど美味しい理由をお話ししました。

 あたりめは自然と噛むことにもつながるため、歯や顎の健康にも良い食品です。

 私もこの間食べたと言いましたが、普段が早食いなせいもあって、いかに噛むことをおろそかにしているかがわかりました。

 小さいパックのあたりめでも、顎が結構疲れてしまいました 苦笑

 もっと噛むことを心がけようと思います。

 それではまた次回、お会いしましょう!

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