増粘多糖類とは?危険性はある?謎多きその正体に迫ってみた!

添加物などの雑学
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 先日、何気なく購入したカップ麺の成分表示を眺めていました。その中に、前々から気になっていた『増粘多糖類』という文字が。食品添加物であるということは理解していますが、その正体について考えたことはなかったのです。

やはり口に運ぶものですから、ある程度の安全性を知りたいですよね?取りすぎたらどうなるのかとかも気になりますし。

食品添加物に関するシリーズものとして、今回はその第1弾となる増粘多糖類のお話をしていきます!

 

増粘多糖類とは?

 様々な食品に使われている増粘多糖類。果たしてこいつは何者なのでしょうか?増粘多糖類に限らず、食品添加物は今の時代、それこそ何にでも使われているイメージがあって、逆に使用されていないものを探す方が難しいのでは?とさえ思っています。

そのくらいメジャーなものではありつつも、その正体も知らずに口に運んでいたと思うと、少しゾッとしますね。

 

 では、本題です。増粘多糖類とは、増粘安定剤のことを指しています。増粘安定剤とは食品に粘りを持たせるために利用される添加物のことで、いくつかの種類があります。

そしてそれらをいちいち個別に表記するのは面倒ってことで、メーカーに『多糖類』と表記することが許されているようです。

 

 肝心の種類ですが、まず、食品に粘り気やとろみを与える『増粘剤』食品の成型のための接着剤の代わりに利用される『安定剤』ゼリーのようなゲル状に固める場合に利用される『ゲル化剤』があります。

やはり個別にも聞いたことのある名前です。特にゲル化剤。

 

 これらの原料として使用されているのは、ペクチン、グアガム、カラギナン、キサンタンガム、タマリンドなど植物に由来する成分のようです。

これも個別に聞いたことのある名前ですね。ペクチンとかカラギナンとかキサンタンガムとか。

 

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 ペクチンはお菓子によく使われている添加物で、ジャムなどに含まれています。そう考えると、増粘剤やゲル化剤のような役割を持つということでしょうか。

 キサンタンガムはトウモロコシから作られている添加物です。トウモロコシから取ったデンプンを発酵させて生産しており、ドレッシングや加工食品のとろみをつけるために利用されているそう。ということは、これも増粘剤ですね。

これらは植物由来の成分のため危険性が低く、また、古くから使われてきている歴史ある添加物なんだそうです。

・・・とはいえ、全く危険性がないわけでもないようですが。

 

 例えばキサンタンガム。これはトウモロコシから作られていると書きましたが、この原料となるトウモロコシが、遺伝子組み換え品である可能性があります。

遺伝子組み換え品だから危険というようなことは必ずしもないにせよ、摂取したくないと考えるのであれば、キサンタンガムが入っていない食品を選ぶ必要があるでしょう。

それからカラギナン。カラギナンは胃潰瘍との関連や発がん性も指摘されている、比較的安全と言われる増粘剤の中でもやや懸念のある添加物のようです。

また、『増粘多糖類』と一括して表記されるため、どの増粘剤や安定剤がどのくらいの量で含まれているかわからないといった懸念もあります。

そういった面では、増粘多糖類という表記も少し考えものなのかもしれませんね。

 

最後に

 食品添加物の増粘多糖類についてお話ししました。

 健康面への害も考えられますが、これまでの歴史でこれらの添加物による健康被害は報告されていないとのことです。

 今は食品添加物を使用している食品は避けられない時代です。

 少しでも知識をつけて、危険なものとそうでないものを見分けられるくらいにはなりたいですね。

 それではまた次回、お会いしましょう!

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