エムガルティが承認。でもこれってどんな薬なのか知ってますか?

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 エムガルティという薬をご存知でしょうか?先月22日、ある疾患のために承認された薬です。海外ではすでに利用されているものですが、日本でもこれから製造が開始され臨床で利用されるようになっていくでしょう。

今回はエムガルティがどんな薬なのかについて、お話しします。

 

エムガルティとは?

 エムガルティはガルカネズマブとも呼ばれ、片頭痛に対する特効薬のひとつとして、海外ではすでに利用されています。日本では今年1月22日に承認されました。

片頭痛は、CGRPと呼ばれる血管を拡張させる作用のある物質によって引き起こされます。CGRPによって血管が拡張されると、周囲の神経を圧迫して痛覚を生じさせます。実はこれが片頭痛の最も大きな原因。

エムガルティの効果とは、このCGRPの働きを選択的に阻害することにあるのです。

市販はいつからされるのか?

 残念ながらエムガルティは市販される薬ではありません。また、今の段階では利用開始の時期も未定です。実際に臨床での利用が開始された場合は医師による指示のもとで、皮下注射を受けることになります。

その頻度は月に1度。初回のみ240mgを注射し、以降は毎月120mgを注射していきます。

 

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 気になるその価格は、まだ未定のようです。が、3割負担適用でも最低で1回1.5万円ほどするのではないか?と言われています。ちなみに海外では1回4〜5万円ほどがベターだそうです。

でも月に1度の注射で大きな予防効果を期待できるとされているので、決して高い買い物ではないのかもしれません。

さらに、投与を開始して3ヶ月が経過しても改善がみられない場合には、中止することを考えなければならないとの旨が製薬会社から出されていますので、改善しない場合は担当の医師と相談の上で、中止するか継続するかを判断することもできるでしょう。

 

副作用はあるのか?

 今のところ大きな副作用の報告はなく、注射をした部分の痛みやかゆみ、内出血などの軽い症状の報告のみとなっています。

唯一懸念があるとするならば、心血管に関係した副作用。これはCGRPの働きを阻害してしまうところに関連しているようですが、これも今のところリスクがあるかもしれないという認識のみで、治験や実際に海外で利用されだしてからの報告はまだ無いようです。

 

最後に

 エムガルティについてお話ししました。

 国内でも利用され始めれば、片頭痛予防の大きな希望となってくれるかもしれないですね。

 少しお高いですが、片頭痛に悩まされている方は利用を検討してみるのもありではないでしょうか。

 それではまた次回、お会いしましょう!

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