痔の治し方で押し込む方法があります。ですが果たしてそれはOKかはたまたNGか。
今日はイボ痔に関して重点的に解説し、それを引っ込める効果があることで知られるツボもご紹介します。
まずはイボ痔について知ろう
イボ痔と言いますが、実はこれには2種類あるということをご存知でしょうか。
まず1つは、肛門の内側にできるもの。これは『内痔核』と言います。
もう1つは、肛門の外側にできるもの。これは『外痔核』と言います。
どちらもイボ痔であることには変わりませんが、しかし、内と外で対処の方法は大きく異なってきます。
まず、外痔核。こちらは神経の通っている場所にできます。そのため日常生活でも座った際などに激しい痛みを生じることがあります。
大きいものになると、少し体を動かすだけでも激痛が走るようになります。
一方で内痔核は普段は肛門の中にあるため、あまり痛みを感じることはありません。しかし、排便の際に痔核が肛門から脱出してきてしまいます。
そのため出てきた痔核を指で押し込むなどしないと、基本的に肛門内に戻りません。
大きいものになると排便時以外でも痔核が肛門外に脱出するようになってしまいます。
イボ痔の対処法
まず外痔核の対処法です。指で押し込む人がいるようですが、これはNG。下手に刺激をせずに、とにかく痔核を安定させることを心がけましょう。
外痔核は肛門外にあるため、外からでも容易に患部を確認することができます。ですから、外痔核に薬を塗布することも可能です。
刺激をせずに日にちが経てば、外痔核は肛門に自然に吸収され小さくなっていきます。
この間は激しい運動や、お尻に負担をかけることを避ける生活をしていくことが重要です。
一方で内痔核は軽度なものであれば自然に治ると言われています。しかし大きくなって脱肛するようになると、手術で取り除くしか方法がなくなってしまいます。
そうならないようにするためには、普段から肛門を清潔に保つことが重要。排便後にウォシュレットなどで綺麗に保つといいでしょう。
ただ、1つ注意しなければならないのはウォシュレットの場合には水圧による刺激が強い場合があるため綺麗にしすぎると逆効果と言われることもあります。もし不安であれば、医師に相談してみましょう。
それから、拭くときに力を入れすぎずに拭くことも重要になります。
イボ痔を引っ込めると言われるツボ
イボ痔を引っ込めると言われるツボ。それは『百会』です。
耳を前に折り曲げて、その頂点から頭のてっぺんまでを結んだところにあります。
押すと頭のてっぺんからじんわり心地いいような感覚が広がっていくと思います。
どうしてイボ痔に効果があるのかといえば、百会には下がったものを引き上げる効果があるとされるため。
ぜひ、試してみてください。
最後に
イボ痔についてお話ししました。
イボ痔にならないためには、トイレで必要以上に力まないことも大切です。排便は自然の力に任せるのが良いと言われています。
それではまた次回お会いしましょう!
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