今回は会話の中で使われる『変な話』についてのお話です。
ノリスケさん。俺のバイト先の先輩でよく会話の中で「変な話〜」ってつける人がいるんだよね。
あれって使ったことないんだけど、どういう時に使う言葉なの?
口癖のようになってしまっている人ですね。私も過去に何人か、そういう人に出会ったことがあります。
では今回は『変な話』がそもそもどんな意味で使われているのかということや、口癖になっている人の心理についてお話ししましょう
『変な話〜』はどんな意味で使われる?
会話の中でたまに聞く『変な話』。私も初めて聞いた時は「え、何が変なの?」と疑問を持つことがありました。というかぶっちゃけると今でも持ちます。
何度も繰り返されると『変な話』というワードの存在感が強過ぎて、会話中もそっちにしか意識がいかなくなるんですよねw
そんな『変な話』ですが、どのような時に使う言葉なのでしょうか?
とその前に、この言葉の本来の意味合いには以下のようなものがあります。
- 変わった話、不気味な話、奇妙な話などを意味する
- 枕詞の一種で、話題の転換等に使用される言葉
- 自分が述べようとする意見に謙遜を表すための表現法
中でも2で使われるような場合が多く、口癖になってしまっている人もいます。
それでは2について、詳しく解説していきますね。
日常会話やビジネス会話の中で、クッションのような役割を持たせるために『変な話』を使います。が、この場合には話題の転換が目的ということもあってか、あまり『変な』の部分に意味を含ませることはありません。
『変な話』という単語はそのままの意味で使われているわけではなく、話題の転換のほか、3のようにこれから自分が言おうとしていることに謙遜を表したり、それら意見への無意識的な自己防衛の手段として使うことが多いとされています。
要するに相手からの反論や指摘が来ることを恐れていることの表れということです。
この話を踏まえて、この言葉を口癖としてしまっている人がどういった人なのかを考えてみましょう。
『変な話〜』を多用する人の性格や心理とは?
『変な話』を口癖とする人は、基本的には自分の意見を持つことのできる人と言われています。
しかし、どこか気弱で自信がないために『変な話』とあえて前置きをして、自分の話が『取るに足らないものかもしれない』『大した話じゃないけど』というような予防線を張ってしまうのです。
つまり、自己主張はしたいけれど否定されるのが怖い。そういった人に多い口癖ということ。
また他にも、本音で話し合える相手が欲しい人もこの言葉を口癖にしていて、さらに言うと、相手との親密な関係を求めて変な話をしてくることもあるようです。
そりゃ初対面の人にいきなり変な話なんてしたら、ただ単に変な人だと思われてしまいますしね。
ある程度の信頼関係があり、その上でさらに仲良くなりたい相手に対してこの言葉を使うこともあるようです。しかしこの場合は変な話と前置きこそすれど、実際のところ全然変な話ではないこともしばしば。
親しい友人を持ちたいと言う気持ちから、この言葉を使ってしまうのです。
おわりに
変な話についてお話ししました。
言葉本来の意味でなく、あくまで会話を円滑に進めるためのツールとして扱われている『変な話』。
多用すると不快感を持つ人もいるため、TPOを弁えて使うようにした方が良いのではないでしょうか。
それではまた次回、お会いしましょう!
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