こんにゃく芋には毒がある!死ぬ危険性もある猛毒の正体とは?

食品の雑学
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 こんにゃくといえば、ヘルシーで食物繊維が多いので実質ゼロカロリーと言って過言でない食品ですが、実は原料となるこんにゃく芋は、生の場合はとても危険な存在です。

今回は、その危険な毒についてお話ししていきます。

 

生のこんにゃく芋が持つ毒性

 ところでこんにゃくといえば私は、刺身こんにゃくが好きです。夏場によく冷やしてから定番の酢味噌をつけて食べます。食べてるとお酒も止まらなくなるのですが、こんにゃくは実質ゼロカロリーと思ってるので特に何も問題はないですね 笑

他にもおでんに入ってるこんにゃくや、牛すじと一緒に煮込んだこんにゃくも好きです。「漏れなくおつまみじゃないか!」と言うツッコミは聞こえません。

あと、少し変わったところでいうと焼肉です。焼肉の鉄板でこんにゃくを焼くと、ブリンブリンの食感になって面白いです。食感を楽しむ感じですね。

 さて、そんなこんにゃくですが、原料となるのは芋です。こんにゃく芋。そのまんまのネーミングです。わかりやすくて大変よろしい。

しかしこのこんにゃく芋には、生では到底食べられない毒性があります。それをこれから解説していきます。

 

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シュウ酸カルシウム

 生のこんにゃく芋に含まれる毒とは、シュウ酸カルシウムです。この毒は劇薬にも指定されるほどの危険な毒物で、ほんの少しでも皮膚や粘膜に触れただけで、かゆみや痛みが出てきます。

そのため、こんにゃく芋に触れる時はゴム手袋をするのが通例となっています。

これを体内に摂取してしまった場合、激しい灼熱感を伴いながら喉が腫れて呼吸困難に陥ります。摂取量が多い場合には肝臓・腎臓に重いダメージを与え、時には昏睡や死に至ることさえあります。

また、シュウ酸は結石を作る成分としても知られています。結石にはいくつか種類があるのですが、この場合はシュウ酸カルシウム結石です。大人が泣き叫んでのたうち回るほどの激痛が伴うといわれている尿管結石の原因となっています。

また、私は昔から山芋で皮膚がかゆくなるのですが、あれも弱いながらもシュウ酸カルシウムの影響だそうです。

 

グルコマンナン

 こちらは毒ではありませんが、こんにゃく芋の持つ重要な成分のひとつです。あの『蒟蒻ゼリー』で有名な成分で、水溶性の食物繊維です。

こんにゃくを食べるとお腹が膨れますよね?実はそれこそがグルコマンナンの持っている作用で、体内で消化されずに水分を含んで膨らみます。だから実質ゼロカロリーにも関わらず、お腹が満たされた感じがするのです。

ただし体内で消化されないので、取りすぎてしまうと腸で詰まって腸閉塞を起こす危険性を持っています。

 

最後に

 こんにゃく芋の持つ毒性についてお話ししました。

 生のままや食べ過ぎは良くありませんが、こんにゃくは上手に食べることでダイエットや生活習慣病の改善などに大きな手助けをしてくれる食品です。

 うまく活用して健康を維持していきたいですね。

 それではまた次回、お会いしましょう!

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