麻痺性貝毒の症状とは?フグと同じ毒で死の危険性もある!?

食品の雑学
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 ホタテや牡蠣などの二枚貝を食べたあと、体が痺れて動かなくなる中毒症状が出ることがありますが、この中毒は時に、人を死に至らしめることさえあるのです。今回は、その症状についてお話しします。

 

麻痺性貝毒とは?

 麻痺性貝毒とはホタテや牡蠣などの二枚貝が、餌となるプランクトンから毒を摂取し、蓄積して毒化してしまったものを食べてしまった際に起こる中毒症状です。ちなみに、他に下痢性貝毒というものも存在しています。

この麻痺性貝毒の原因となる毒は、主に二枚貝の『ウロ(中腸腺)』と言われる部分に貯まっていきます。これは人間でいう胃や肝臓といった消化・解毒器官など内臓に分類されるところです。

ここではホタテで例を挙げますが、開くと黒または黒褐色をした丸い塊が見えます。

 私も10年近く前にホタテを職場の上司からお裾分けで貰って捌いた経験があるのですが、捌き方を電話で母から聞いたとき「黒いところは食べたらダメだよ」と言われました。今にして思えば、あれがウロだったのです。

百均の、刃の薄いフルーツナイフを隙間から刺し込んで、悪戦苦闘しながら捌いたのはいい思い出です。刺身で食べられる鮮度ではなかったので、耳と一緒にバター焼きにして美味しく頂きました。

 

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 さて、では麻痺性貝毒の中毒になるとどのような症状が現れるのでしょうか?この毒は神経性のもので、中には『テトロドトキシン』というフグ毒と同じものも含まれていることがあります。

食事を終えてから30分ほどで症状が現れ始めます。まず舌や顔にしびれを感じ、次第に首や手足末端にまで広がっていき、麻痺へと変化します。その後、体を動かすことや話すことが困難となり、頭痛・悪心・嘔吐なども現れてきます。最後はおよそ半日以内に、呼吸困難を起こして死亡します。

なお意識は死の直前まであるというのですから恐ろしいですね。また、半日を越えて無事だった場合には回復していきます。

ですから夕方くらいに食べて中毒を起こした場合、医療ドラマなどでよく聞く「今夜が山場です」をリアルに医師から伝えられてしまうことになるかもしれません。

 

最後に

 麻痺性貝毒についてお話ししました。

 これは、知っていれば100%とはいかないまでも予防可能な食中毒です。

 ちなみに貝の毒素は熱に強いので、加熱してもウロは基本的に食べられません。

 もう一度念押ししますが、くれぐれもウロだけは食べてしまわないよう、お気をつけください。

 だからって、フリじゃないですよ!?もし食べてしまった場合は何かあっても責任は負えませんので、そのつもりでいてください。

 それではまた次回、お会いしましょう!

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