乳酸菌L-137の効果で免疫力アップ!体内ではどう作用している?

体の雑学
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「乳酸菌とってるぅ?」

 2004年、このセリフで一躍有名となった旧・アニメ『ローゼンメイデン』のキャラクターである水銀燈。彼女はさぞかし免疫力が高そうですが、ではその中でも乳酸菌L-137は、一体どのようにして体の免疫を高めているのでしょうか?

今回は乳酸菌が持っている免疫強化の仕組みについてお話ししたいと思います。

 

乳酸菌はどのようにして体内の免疫を高めるのか?

 乳酸菌入りの食品といえば、みなさんは何を思い浮かべますか?最近は乳酸菌がますます注目されていることもあって、実に色々な食品に配合されていますね。

ヨーグルト、キムチ、納豆、味噌など色々ありますが、私はチータラを去年、狂ったように食べていた時期がありました。

男にしては珍しいと思われるかもしれませんが、元からチーズが割と好きで、普段もとろけるチーズを冷凍ハンバーグに載せたりとか、スクランブルエッグに入れたりしています。

それでチータラを久しぶりに食べたのですが、「こんなにうまかったか!?」と思って食べ出すようになりました。食べた動機は、お酒のアテではあるんですが・・・(オイ

そんな感じで私も乳酸菌を摂取していたことになります。では、体の免疫力を高める仕組みはどのようになっているのでしょうか?

 乳酸菌が活動する場所は小腸です。小腸にたどり着いた乳酸菌は乳酸やピルビン酸といった酸を作ります。それらを小腸を巡回中のマクロファージが取り込むことで、マクロファージが持つ抗原を捕らえるための樹状突起と呼ばれる、いわば武器を強化してくれる作用を持っているのです。

マクロファージとは?

体内の侵入者を排除する自然免疫を担当している白血球群の中で、最大にして最強の存在。体内に侵入した細菌やウイルスを倒して抗原提示するほか、死んだ細胞を食べて消化してくれる体内における清掃業者でもある。単球とも呼ばれる

 

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 また乳酸菌は、NK(ナチュラルキラー)細胞の活性を高めることでも知られています。NK細胞は普段は体内をパトロールしていて、体内の第一防衛ラインである皮膚や粘膜を越えてきた侵入者に対しては、いの一番に対処に向かいます。

非常に好戦的な性格で、抗原や抗原に感染してしまった細胞を見つけると徹底的に叩きのめして破壊します。

さらにはがん細胞の駆除も行っており、NK細胞の元気がなくなると、体の中で侵入者やがん細胞たちが好き放題に暴れ始めてしまい、病気の発症や発がんのリスクが高まります。

NK細胞の活動低下の原因にはストレスなどが関係するとされるものの、未だ明確にはされていません。が、乳酸菌を摂ることで、このNK細胞に元気を与えて働きを活性化させることが可能になると、最近の研究で判明しました。

 

 なおNK細胞は笑うことで元気になることも知られています。これについて、私が高校生だった頃の英語の教科書に、関連したエピソードが掲載されていて授業を受けたことを記憶しています。

小児がんの子供達のために、ピエロの格好をしたおじさんが子供達を笑わせに行くというような内容だったと思います。その結果としてNK細胞が活性化してがんが発症しにくくなった、とかそんな感じだったと(記憶が曖昧ですみません)

これについて調べたところ、『ホスピタル・クラウン』という活動が存在しているようです。日本ではそれほど認知度は高くないようですが、小児がんや難病を抱えた子供達のために活動しているようです。

とにかく、笑うことと乳酸菌を摂ること。この2つが、体の免疫を高めるのに最も有効な手段なのです。

 

最後に

 乳酸菌の体内での働きについてお話ししました。

 最近は甘酒などにも乳酸菌が入っているようです。甘酒が苦手だという人も、これなら乳酸菌の持つ酸味のおかげで飲みやすくなっているのだとか。

 日々の生活に乳酸菌を積極的に取り入れて、新型コロナにも負けない体を作っていきたいですね。

 それではまた次回、お会いしましょう!

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