リモート老眼と老眼の違いは?予防に役立つ4つの方法とツボ3つ

体の不調や病気の雑学
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 おうち時間やリモートワークの増加によって、PCやスマホを見る時間が増え、何となくの目の不調を訴える人が最近多くなっていると言い、これはリモート老眼と呼ばれています。

今回はリモート老眼と老眼の違いや、リモート老眼の症状と予防に役立つ方法と目の疲れに効果のあるツボについて、お話ししていきます。

 

リモート(スマホ)老眼とは

 リモート老眼とはスマホ老眼とも呼ばれているもので、目が疲れやすく感じたり何か物を見たときにピントが合わず、近くや遠くのものが見えにくくなるといったような症状が出ます。また、頭痛や肩こりなどの症状も場合により出現するようです。

これはたとえばPC画面から目を逸らして遠くを見つめたとき、すぐにピントが合わずに一瞬ぼやけてしまう・・・。こんな症状が出た場合は、リモート老眼の可能性が高くなります。

リモート老眼と老眼の違い

 老眼の原因は、物を見るためのレンズの役割をしている『水晶体』と、それにくっついている『毛様体筋』が加齢とともに硬くなったり衰えたりすることによって、ピントの調整機能が低下してしまうためと考えられています。これによって手元や遠くのピントが合いづらくなってしまうのです。

 一方でリモート老眼は、目の使いすぎによってピントの調整機能が一時的に低下し、そのために手元や遠くのピントが合いづらくなってしまうことを言います。

このためリモート老眼は通常の老眼とは異なり、睡眠をとるなどすれば回復することが多いのが特徴です。

 

リモート老眼になる年齢は?

 通常の老眼と違って、これは20〜30代の比較的若い世代でも起こります。最近では10代においてもスマホなどの利用率が上がってきているため、リモート老眼については年齢はあまり関係なくなってきていると言えるでしょう。むしろ普段どれだけスマホなどで画面を見続け目を酷使しているかの方が重要です。

 

リモート老眼の原因をより詳しく

 リモート老眼の原因は目の中の毛様体筋の酷使が原因と前述しました。では、他にどんな原因が挙げられるでしょうか。

これにはスマホなどの画面の長時間に渡る注視や、暗い場所でのスマホ利用が挙げられます。また、皆さん無意識にやってしまっているかもしれませんが、スマホの画面を素早く上下にスクロールさせ、それを目で追うという行為も目の酷使につながるので、スマホの操作方法にも注意を払う必要があります。

 スマホ以外でも原因はあります。たとえばテレビやPC、タブレットなどは目に影響を与えるブルーライトを発するという点でスマホと共通しています。

またブルーライトを発しない本や雑誌などでも、長時間見続けることはやはり目の疲労につながるので、休憩時間を適度に挟むなどの対策をして気をつけながら読むようにしましょう。

 

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リモート老眼の予防方法

 正しい方法を知っているだけで、リモート老眼は十分に予防することができます。その方法を、次からお話しします。

十分な睡眠

 リモート老眼は老眼と違って目の疲労が原因のため、睡眠をとって目を休めれば症状は回復します。

 十分な睡眠と言われても、それは個人差があるためなんとも言えないところですが、平均的な6時間はとるように心がけると良いでしょう。

 

近くのものを長時間見すぎない

 スマホの画面など、近くを見過ぎないようにするのも予防には効果的です。目の負担を減らすためには、1時間に1〜2回は画面から目を離して遠くを見たり、最低でも30cmは画面から目を離して見るようにすると良いでしょう。

また、ブルーライトカットのために画面にシートを貼り付けたり、ブルーライトをカットしてくれるメガネを使うのも効果的。

私もシートをPC画面に貼り付けています。色々と種類はありますが、私のものは確か40%くらいカットしてくれていたはずです。お値段も手頃で、家電量販店などで販売されています。

他にも、30分画面を見たら5分の休憩を挟むといったようなルールを決めるようにすると、目に負担をかけにくくなり、集中力低下の防止にもつながります。

 

目の周囲を温める

 まぶたなどの目の周囲を温めることで血行を良くし、焦点を合わせる毛様体筋をほぐすことができます。また、涙は水と脂からできているので温めることでこれらが混ざり合い、目の乾燥を予防してくれます。

40℃くらいに蒸らしたタオルで1分ほど目の周囲を温める方法や、もっと簡易的なものとして市販のホットアイマスクを使う方法もあります。

 

目に良い成分を摂る

 目に良いとされる成分を摂ることも、目の疲れの予防の観点から有効と言えるでしょう。

 たとえばアントシアニン。これはブルーベリーに多く含まれていて、目の疲労によるかすみを予防・緩和してくれる作用を持ちます。他にはルテインという成分があります。これはブルーライトなどが目に与える光を吸収してくれると言われ、負担軽減につながります。ほうれん草に特に多く含まれているようです。

またブルーベリーやほうれん草といえば、ビタミンAも豊富。ビタミンAも目の健康維持には欠かせない栄養素で、不足すると夜盲症や結膜・角膜の乾燥症を引き起こすことで知られています。

 ところでチャレンジャーなあなたは、肝油を飲んでみるのはいかがでしょうか。肝油には、このビタミンAが豊富に含まれています。タラなどの魚類の肝臓から取れた油で、ビタミンDなど他の栄養も摂ることが可能です。

ただ味は・・・原液はとても臭くてマズイそうです。あるアニメで夜間哨戒任務のために部隊のほぼ全員が肝油の原液を飲まされるというシーンがあったのですが、1人を除いて全員グロッキーになっていました。それほどにマズイということなのでしょう。魚が原料とのことですしね。

ちなみにその残った1人(部隊の司令官)は笑顔。もう一杯!くらいの余裕を持っていました。

元は子供の栄養不足解消という目的もあった肝油。その後には、一般的には甘く果物の味付けがされたお菓子のような感覚で、今も缶詰で販売されています。

 

目の疲れに効果のあるツボ

 ここからは目が疲れたと思った時に使えるツボを紹介します。

 

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風池

 首の後ろにあるツボで、髪の生え際のくぼみにあります。

 対角の目(右のツボなら左目)に向かって、3秒押して3秒離すを繰り返します。押す時に息を吸って、離す時に吐くとより効果的です。

 

睛明

 目が疲れた時、思わず押さえる場所があると思います。目頭のところですね。

 ここを指の腹で3〜5分くらい、押して離してを繰り返します。

 

光明

 足にあるツボで、目の特効穴と言われています。

 取り方はまず、外くるぶしの先端と、膝を深く曲げた時にできる膝の裏のシワのラインを結びます。

 この線を3等分して、下から3分の1より少し下、人によっては少しわかりにくいかもしれませんが、そこに脛骨と腓骨という2本の骨があるので、後ろ側の腓骨の前へりを押すと痛みのあるところがあります。それが光明の位置です。

 刺激の仕方ですが、爪楊枝がある場合はこれを10本、輪ゴムで束ねてこれでツボを軽く叩きます。30秒〜1分くらいで、皮膚が赤くなってきたら十分です。1日数回で効果が出ます。

爪楊枝がなければ指で押して離すを繰り返しましょう。

 

最後に

 リモート老眼についてお話ししました。

 スマホを全く見ないという生活は今やおそらく不可能でしょう。

 正しい知識を身につけて、予防対策をしっかりすれば避けることも可能です。

 それではまた次回お会いしましょう!

 

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