うなぎの肝の栄養価は実は身よりも高い!?食べるための方法は?

食品の雑学
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 先日、Youtuberのトミックさんの動画で、生きたうなぎを一万円分捌いて食べるという企画をやっていました。それを観ていてふと気になったのが、うなぎの肝を別に使うために取っておくと発言したことです。

それを聞いて「そもそも食べられるんだっけ?」と思ったので今回は、うなぎの肝に関するあれこれについて調べたことをお話ししたいと思います。

 

うなぎの肝の栄養価

 うなぎの肝と言いますが、果たしてどの部位のことを指しているのかご存知ですか?それは、心臓や胃腸などの消化管を含む内臓全般を言います。そして肝には、身よりも遥かに高い栄養が含まれているということで注目されています。

では肝心の栄養価はどのようなものがあるのでしょうか?

特に多く含まれていると言われるのは、ビタミンAとビタミンE。それから鉄と葉酸です。次からひとつずつ解説します。

ビタミンA

 ビタミンAは目の健康を保つために必要な栄養素です。他にも皮膚の代謝をしたり粘膜の保護にも役立っています。不足すると、暗い場所で目が見えにくくなってしまう夜盲症になってしまいます。

うなぎの肝にはこのビタミンAが100gあたり15000μgも含まれています。ちなみに豚レバーは13000μgほどと言われていますから、その含有量の豊富さがわかると思います。

 

ビタミンE

 ビタミンEは抗酸化作用を持っていて、体の老化を予防するのに役立ちます。このため不足してしまうと、体が活性酸素によって酸化してしまって老化を早めたり、動脈硬化など各種の成人病疾患にもかかりやすくなります。

うなぎにはビタミンEが5mgほど含まれていて、これは鯖のおよそ2.5倍にあたる量です。

 

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 鉄もうなぎには豊富に含まれています。鉄は体内では赤血球のヘモグロビンを産生するのに重要な物質です。不足すると赤血球の産生が不足してしまい、鉄欠乏性貧血を招きます。

うなぎには、ほうれん草2束分ほどの鉄が含まれているといいます。グラム数にするとおよそ8mg。ですからうなぎの肝だけで、成人男女の1日分の鉄の摂取の目安を賄えることになります。

 

葉酸

 葉酸も赤血球の産生の補助をする栄養素です。不足すると赤血球を安定した形で造り出せなくなってしまう悪性貧血を招きます。

うなぎの肝にはこの葉酸が100gあたり380μg含まれています。ちなみに多く含まれているタタミイワシで300μg、枝豆で320μgです。うなぎの肝は本当に栄養が豊富ですね。

 

うなぎの肝の食べ方は?

 これだけ栄養豊富と聞くと、肝も食べてみたくなってしまいますね。ところで私もうなぎは好きですが、貧乏人なのでたまの贅沢に、せいぜいすき家の特うな丼(約1200円)を食べるのが関の山。あれで満足してしまえる自分が悲しい・・・。

今はこういう世の中なので行けませんが、本場の浜松のうなぎをいつか食べてみたいなぁ。この間、アニメ『ゆるキャン△』にも出てたし。1食で4000円とかヤバいですね。

とまぁ私の願望はさておいて、本題です。

うなぎの肝を食べる方法としては、一般的に肝吸いと串焼きがあるようです。

肝吸いは聞いたことがありましたが、これってうなぎの肝だったんですね。

串焼きは『肝串』と呼ばれているそうで、こちらも酒のアテなどに最適のようですね。これは確かに、日本酒とか欲しくなりそうなビジュアル・・・。

 

最後に

 うなぎの肝についてお話ししました。

 いずれ一度は食べてみたい本場のうなぎですが、その時は合わせてうなぎの肝も味わってみたいですね。

 それではまた次回、お会いしましょう!

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