長ネギの青い部分を食べれる?嫌いな人に知ってほしいその魅力!

食品の雑学
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ノリスケ
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今回はネギの青い部分についてのお話です。

突然ですが、皆さんは長ネギの青い部分を食べることはできますか?

ほんとに突然で草。うーん、どっちかって言えば嫌いだな

え、普通に食べるけど?

マ?

ノリスケ
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嫌いと言った、その理由は?

硬いしヌルヌルするし臭みも強くて、あんまり美味しくないからかな

ノリスケ
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やはり捨ててしまう人もいるんですね・・・ならばあえて言おう。

 

それをすてるなんてとんでもない!

 

今回はネギの青いところを食べてみようかなと思えるような魅力について、お伝えしたいと思います!

 

 

捨てるのはもったいない!実はいいとこばかりの青い部分

 長ネギの青い部分というのは冒頭のやり取りでもあったように、食べる人と捨てる人の両極端となっています。

そもそもどうして、長ネギには青いところと白いところが存在しているのでしょうか?

これは長ネギの栽培方法に秘密があります。長ネギは土の中で育ちますが、青いところというのは栽培時に外に出ていた部分で、日光をガンガンに浴びます。要は日焼けみたいなもんです。

 

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 一方で土の中の本体(?)は日光を全く浴びないので白くなります。人間もこれは一緒。夜勤をしていたり、インドア派で外に出ることが少ないと、段々と肌が白くなっていきます。ソースは私。

コンビニアルバイトで夜勤を始めた頃からインドア趣味も相まって、肌が白くなっていきました。

今では実家の母よりも白くなり、「あんた腕真っ白だけどなしたの(北海道弁でどうしたの)?」と驚かれたこともありますw

このような栽培法の野菜は他にもあり、アスパラガスが挙げられます。ホワイトアスパラガスは柔らかくて美味しいですが、あれも日光を当てないようにして育っています。生産に手間がかかるので、少々割高にはなりますが。

 

ネギの青い部分には栄養がたっぷり!

 そんな豆知識を話し終えたところで本題です。実はネギの青い部分には、白い部分よりもより多くの栄養が含まれています。

青いところってネバネバしていますよね?あのネバネバが苦手という方もいるでしょうが、あれは『フルクタン』という栄養成分。食物繊維の仲間で、ネギの甘みの元にもなっています。

この栄養素が役立つのは大腸!善玉菌のエサとなってその増加を助け、便秘の解消に役立つと言われています。

が、食べ過ぎは禁物!人によってはお腹が張ったり、下痢などを起こす場合があるので気をつけましょう。

他にもカロテンやカルシウム、ビタミンC、硫化アリルなどの成分が含まれています。

青い部分の臭みが苦手という人もいると思いますが、それはこの『硫化アリル』によるものです。ニンニクなどにも含まれていて、臭いの原因になっているのはこれなんです。

この硫化アリルは豚肉と一緒に摂取すると、肉に含まれているビタミンB1の吸収を助けてくれる作用を持ちます。

ビタミンB1は疲労回復に効果がある栄養素なので、長ネギを使う場合はぜひ、青いところも一緒に食べていただきたいものです。

また、ネギの青いところは栄養価が高いだけではなく、殺菌・消炎作用や体を温めてくれる作用もあります。

よく「風邪をひいた時はネギを首に巻くといい」と聞きますよね。これも上記の効果があると知れば、信ぴょう性が高まるのではないでしょうか。

実際に試された方がいるのかは疑問ですが(笑)

いや、いるからこそ、迷信じみた民間療法として語り継がれてきたのでしょうね。

 

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料理の様々な面で活躍します!

 さて、栄養の話だけされても、実際にどのように食事に使うのか分からなければ食べたくても食べられないですよね。

とはいえ青いところはやや硬く、そのままではお世辞にも口当たりが良いとは言えません。

かと言って、細かく刻んで薬味にしても、「臭いがダメだから無理」という人もいるでしょう。

ならば熱処理を加えましょう。柔らかくなって食べやすくなります。

残念ながら水溶性の栄養素が多いため、含まれる栄養価は多少落ちてしまいますが、初心者なら甘みも増して食べやすくなると思います。

というわけで、簡単な方法としてまずは鍋物にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

これなら長ネギそのものは切ってぶち込むだけの簡単調理。私のようなズボラな人間でも安心・安全です。

クッタクタになるまで煮込むと、とろけるような感じで美味しくいただけます。若干、筋を感じることもありますが、それほど気にならないのではないかと^^

ちなみに私の実家では、よく煮込みうどんに入っていました。これも時間が経ってクタクタになると、麺つゆの塩味とネギの甘みが調和して良い感じに美味しくいただけます。

 

最後に

 長ネギの青い部分についてお話ししました。

 少しでも食べることに興味を持っていただけたのなら幸いです。

 長ネギの青い部分は、食べずとも活用する方法もあります。

 臭み消しの効果が強いので、チャーシューなどを作る際に生姜などと一緒に入れてあげると、肉の臭みを消してくれますよ。

 また、冷凍もできるので刻んで薬味として取っておくことも可能です。

 様々な活用法のある可能性に満ちた長ネギの青い部分。捨てずに利用してみては?

 それではまた次回、お会いしましょう!

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