毎日のように国内新規感染者の最多を更新し続ける新型コロナウイルス。
海外ではワクチンが実用化されだしてきたところですが、日本はまだもう少し先の話。
ワクチンを受けるまでの間、ある日突然、喉が腫れて痛み出したら・・・。
新型コロナか?それともただの風邪か?原因を正しく認識できるでしょうか?
今回は喉の腫れの症状から、自分がかかっている病気の見分け方をお話ししていきます。
新型コロナとそれ以外の病気をどう見分けるか?
では、それぞれの症状について分けてみていきましょう。
新型コロナ
最初は新型コロナからです。
新型コロナは感染力が非常に強く、先日の変異によってそれはさらに強力なものとなりました。
37.5℃以上の微熱が4日以上続き、咳やだるさなど、一見すると風邪と似たような症状が1週間ほど続きます。この時はまだ軽症ですが、発熱が4日以上続くようであれば1度、医療機関へ相談しましょう。
多くはそのまま治癒しますが、抵抗力の弱い人などでは肺炎に移行して重症化しやすい傾向にあります。
他の症状では、場合によって頭痛や強い嗅覚・味覚の異常、全身の痛みや、脱力感がみられます。一方で鼻水や鼻づまりはあまりみられないのが特徴です。
一般にかぜ症候群を引き起こすコロナウイルスであれば鼻症状が強く出るのですが、これが新型と言われる所以の1つというところでしょうか。
それから咳も新型コロナの場合にはよく出ます。この咳は乾いたもので、途切れることなく続くのが特徴です。
ところで、ザ・ドリフターズの志村けんさんが新型コロナに伴う肺炎を発症して亡くなられたことは未だ記憶に新しいですね。
皮肉にもあの一件で、我々日本人は新型コロナの脅威を身に染みて感じたのではないでしょうか。
かぜ症候群
かぜ症候群は上気道炎と言われるもので、原因となる菌やウイルスは実に様々なものがあります。
感染力はそれほど強いわけではなく、基本的に初期症状は新型コロナと同様で、発熱は38℃くらいまでです。しかしコロナと違い、発症後3〜4日で発熱は収まります。
他にも軽い頭痛や咳、全身の痛みなどが出ることがあります。また、感染した病原生物によっては鼻水・鼻づまりが現れます。
ところで私はここ数年、かぜで寝込んだことがないんですよ。休めるほどの熱が出なくて。
あれはあれで辛いです。半端に症状が続くせいで、ろくに仕事ができないっていう・・・。
でも熱が出るってことは身体の抵抗力が強いことの証なので、私は当時、弱ってたんでしょうね。
なお去年はかぜこそひきませんでしたが、加湿器病にかかりました笑
その話についてはこちら↓
インフルエンザ
冬は新型コロナと同時に警戒しなければならないウイルス感染症です。
感染力が強く、初期症状こそかぜに似ていますが発症は急で、38〜40℃の高熱が3〜4日続きます。
頭痛、全身の痛み、咳、だるさ・脱力感が強いのが特徴で、鼻水や鼻づまりは場合によってあります。
私はインフルエンザに罹ったことがないためわからないのですが、関節痛が辛いというのは耳にしたことがあります。
扁桃炎
扁桃炎は、皆さんは扁桃腺と呼んでいるかもしれません。
この扁桃は、体外から病原生物が入り込まないように防御するリンパ組織になります。位置は口蓋垂(のどちんこ)の両側で、舌の左右の付け根くらいにあり、6〜7歳で最大になって、大人になるにつれて小さくなっていきます。
症状は発熱やだるさなどかぜのような症状のほか、腫れてくると喉の痛みや嚥下痛(物を飲み込む時の痛み)を感じるようになります。
急性の場合には左右のどちらか一方で起こる場合が多く、食事ができない、水も飲めないほどに痛い、高熱などの症状を呈します。
このような症状を頻回に繰り返していると、やがて慢性化して習慣性扁桃炎になってしまいます。
実は私は幼少期、この扁桃炎に罹っていました。幼稚園の年長組くらいまではことあるごとに高熱を出してしまい、ついに入院。扁桃を摘出することになりました。
今の所、後にも先にも人生で一度きりの手術。不思議と怖いという気持ちはなかったらしく、私自身記憶していないのですが、どうも二つ返事で手術を受けることを決めたようです。
そして術後、麻酔が解けるといきなり起き上がろうとして看護師さんに慌てて押さえつけられたとか笑
そしてその日の夕食に、何故かパイナップル。今思えば拷問かな?と思うレベルですが、お馬鹿な当時の私は何の警戒心もなくパクリ。
・・・見事に喉に滲みて悶えましたとさ笑
喉の痛みに使えるツボ
さて最後に、喉の痛みの対症療法的に使えるツボを4つほど、紹介しておきます。
押しながら唾を飲み込んでみてください。痛みが緩和されれば効果が出ています。
商陽
手の陽明大腸経のツボで、手の人差し指の爪の一番下の親指側の角に取ります。
押すとチクっとした痛みがあります。
太渓
足の少陰腎経のツボで、内くるぶしとアキレス腱の間の凹んでいるところに取ります。
腎の気が集まっているところでもあるので、腰痛などにも効果があります。
労宮
手の厥陰心包経のツボで、手を握ったとき、人差し指と中指の頭が触れているところの間に取ります。
喉の腫れや痛みに効果を持ちます。
首の後ろにある阿是穴
首の裏側にありますが、これは正式な名称もなければ明確に場所が定まっているわけでもないツボです。
本当はお灸をするのがいいのですが、押すだけでも効果はあります。
痛みなど反応があると思います。
ここを押しながら唾を飲み込んでみてください。
参考画像も載せておきますが、これはあくまで私の場合ですので、この赤い点の周囲を押して反応のある場所を、ご自身で探してみてください。
ちなみにですが、どうしてもすぐに喉の痛みを何とかしたい時、私はこれを使っています。
2本セットでお得な上、天然の植物成分から作られているので、お子様も安心して使えます。
最後に
これで原因別の喉の痛みの見分け方のお話を締めくくらせていただきます。
もしもかぜのような症状が現れた場合、どの原因に一番近いかを考えてみてください。
そして、コロナかも?怪しいな、と思ったらすぐに医療機関を受診しましょう。
何事も早期発見と早期治療が大事になります。
それではまた次回、お会いしましょう!
コメント