ノネナールはどんな匂い?中年男性に出現するあの臭いの原因!?

体の雑学
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 ノネナールという匂いの元となる物質をご存知でしょうか?おそらく、ほとんどの人が聞いたことがないと思いますが、実は中年男性で気になるあの臭いの原因となっているそうです。

今回は、そんなノネナールがどのようにして体内で産生されているのかをお話ししていきます。

 

ノネナールとは?

 ノネナールは体内の皮脂線で生産される匂い物質。中年男性の多くを悩ませる『加齢臭』の原因となっています。加齢臭といえば、嗅いだことのある人ならわかると思いますが、かなり独特な匂いですよね。

私も子供の頃に、父から加齢臭と思われる匂いがしたことを覚えています。ただ、一般的に言われている青臭いとか脂っぽいとかいう感じではなかったような・・・。

甘ったるい感じの中に独特の、なんとも言い難い匂いが混ざっていたと記憶しています。

 では話を戻します。皮脂は皮脂線に貯められていきますが、ここには肌の潤いなどを保つために各種の脂肪酸などが入っています。そして限界量まで達すると皮脂線細胞が細胞死を起こし、細胞内に貯めた皮脂を肌へと放出します。

ですから元々、皮脂の中にノネナールは存在しないのです。ではどうしてノネナールに変化するのでしょうか。

その理由は細胞死のタイミングで活性酸素が加わることにあります。ちなみに活性酸素は細胞の老化にも関与していて、『体を錆び付かせる=老化させる』原因になっている物質のことです。

そして変化してしまった皮脂が体外へと放出されてしまうことで、あの独特の匂いの元となってしまうのです。

 

ノネナールが分泌されやすいのは?

 ここまで読んでいただいたなら想像できるとは思いますが、ノネナールが分泌されやすいのは皮脂が多く出る場所です。例えば頭皮や耳の後ろ、うなじや腋などですね。

これらの部位にはより多くの皮脂が集まるため、それだけ多くのノネナールが発生すると言えます。したがってこれが、加齢臭の原因となってしまうのです。

特に耳の後ろは、お風呂に入ってもよく洗えていないことがあって皮脂が残りやすい部分です。十分に気をつけて、念入りに洗うようにしましょう。

 

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ノネナールを発生させる活性酸素を減らすには?

 これまでを総括すると、ノネナールが発生しなければ加齢臭は発生しなくなると言えますね。では、活性酸素を減らすにはどうすれば良いのでしょうか?

それにはレモンやオリーブ油などに含まれている、ビタミンCやビタミンEといったいわゆる『抗酸化物質』を摂ることです。これにはワインなどに入っているポリフェノールも含まれます。

また最近では、高カカオ(70%以上)チョコレートに入っているポリフェノールにも同様の効果があると期待されています。

ちなみに私は現在、血液検査での肝臓の数値の回復・向上を目指して高カカオチョコを試している最中です。その内容に関してはこちらの記事を読んでください。(どちらをクリックしても同じ記事に飛びます)

 そして何よりも、活性酸素を発生させないような生活習慣をすることが肝心です。これにはいくつかありますが、過度な飲酒を避けることや喫煙をしないこと、ストレスを溜めないようにすることや十分な休息を取ることなどが挙げられます。

これらを意識することで、活性酸素の発生だけでなく腸内の環境も整えていくことができます。人間の健康の基本は腸にあると言われているくらいですから、腸を元気にすることが結果として加齢臭を含む体の疾患や病気を防いでくれると言えるのです。

 

最後に

 加齢臭の原因物質『ノネナール』についてお話ししました。

 ノネナールは皮脂の酸化が原因でできてしまう物質ですので、皮脂の貯まりやすい部分を入念に洗ったり、活性酸素を発生させないような生活を心がけてノネナールがそもそも発生しないように心がけていきましょう。

 そうすれば、嫌な匂いともおさらばすることができますよ。

 それではまた次回、お会いしましょう!

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