おねしょの原因で7歳以降まで続くのは夜尿症!子供の私が行った対策

体の雑学
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 朝起きたら、布団に地図ができていた・・・。おねしょは誰でも一度は経験があると思います。でもこれ、ある年齢以降は『夜尿症』という小児科疾患に呼び名が変化するって知っていましたか?

実は私自身も、その患者でした。今回は夜尿症になってしまう原因と、私自身が子供の頃に行って成功した対策についてお話しします。

 

夜尿症の原因

 まずはおねしょと夜尿症の違いについてお話しします。おねしょは通常、5歳から6歳までの間で自然に無くなっていくものです。

しかし、おねしょが小学生以降(7歳以降)になっても続く場合、小児科では『夜尿症』と診断されます。

ちなみに私も小学6年生(11〜12歳)くらいまでおねしょが続いていました。ですから私自身も夜尿症患者だったのです。

高学年にもなってくると、居間へ行って報告すると母親に怒られ呆れられました。「なんでおねしょするの?」と。あの時は理由もわからず落ち込んで黙ってしまいましたが、今にして思えば「そんなんこっちが聞きたいわ!」という話です。

 

 おねしょをしてしまう理由について今改めて考えてみると、尿を貯めたり排尿する機能の成長が関係するのだろうと思います。これには夜間の排尿を抑制するホルモンなどの影響もあります。

けれども、この成長度合いには個人差が存在しており、早い子もいれば、のんびりとした遅い子もいます。

ですから「うちの子のおねしょがなかなか治らない・・・」と焦って、お子さんにきつく当たってしまうのは避けた方が良いです。

怒られたお子さんも当然、「どうしておねしょしてしまうんだろう・・・」と気にして悩んでいます。何故ならこれも私自身が過去、そうでしたから。

 

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ちなみに小児科で夜尿症の診断を受けて治療を開始した場合、治るまでに少なく見積もって半年はかかると言われています。

ですから、焦らず・怒らず・(おねしょを)起こさないようにして寄り添いながらお子さんと向き合っていくことが改善の肝になりますし、お子さんがおねしょのことでかなり悩まれているようならば、小児科を受診して一緒に改善していくのもひとつの手です。

 

夜尿症で私が不安だったことと、その対策

 夜尿症で子供ながらに私が不安だったことといえば、何と言っても宿泊研修や修学旅行といった『お泊まり系の行事』です。何故なら当時の私は病院に行って治療を受けていたわけではないため、何の対策もできなかったからです。

当然、おねしょをしていることなんて、自分から先生に言えようはずもありません。

「このままじゃまずい・・・。もしもやっちゃったら恥ずかしいし、友達にバカにされてしまう・・・」

楽しさやワクワクとは裏腹に、妙な緊張感を持って各種行事に臨んでいました。

 

 そんな中、必死に考えてできた対策といえば、寝る前に水分を摂りすぎないことと、寝る前のトイレを必ず済ませること。

それと、布団に入ってから「おねしょを絶対にしないぞ・・・絶対にしないぞ・・・」と自身に暗示をかけるように念じてから睡眠に入るようにすることでした。

これは自宅でもやるようにしていましたが、行事の時の方が成功率は高かったです。私の場合ですが、100%おねしょを防いでくれていました。緊張のせいもあったのでしょうか。

むしろ緊張した方がおしっこは出やすくなると思うのですけどね。なお、自宅の場合は少し気が緩んでしまうのか、時たま失敗しました。

 

 とにかく私がおねしょ防止にやっていたことは、これだけです。これを続けているうちに、小6の修学旅行の後くらいだったと思いますが、意識せずともおねしょを次第にしなくなっていきました。

実は最後に紹介した対策法は偶然にも、実際に小児科で行われている治療法のひとつでした。それは行動療法と言われています。

 

行動療法とは?

 小児科での治療のひとつの方法として行動療法というものがあります。代表的なものは『寝る前に日記をつける』ことです。ただ、日記といっても、その日あった何かを記録するわけではなく、おねしょに関係することです。

例えば、『昨日はおねしょをしてしまったか?』『シーツや下着などの後片付けを自分でしたか?』『朝、自分で起きられたか?』などですね。

それらをマルバツで記録した後、目覚まし時計をセットして、昔の私がやっていたように『漏らさないようにするぞ!朝は自力で起きるぞ!』と念じて寝床に入るというものです。

 

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実はこれにも、私が知らずに実践していたものがありました。寝る前に念じるのはそうなんですが、目覚ましをセットして朝は基本的に自分で起きるようにしていましたし、失敗した場合の後片付けも、物心ついた頃には、洗濯以外は自分で行うようになっていました。

というか片付けに関しては、あまりにもおねしょが続くので、いつからか親がやってくれなくなってだったような気もしますが。一種の罰だったのかもしれませんね。

でもそのおかげで私のように、次第におねしょがなくなっていく可能性がありますので、この行動療法は試してみる価値があると思いますよ。

ただ、私の親が悪い例ですが、もし失敗してしまっても怒らないように接してあげてくださいね。どうして失敗してしまったのか、その理由を一緒に考えてあげましょう。

そしておねしょをしなかった日には褒めてあげることも大事だそうです。そういえば私は、おねしょをしなくても褒められた経験など一切ありませんでしたね(苦笑)

最後に

 夜尿症についてお話ししました。

 まとめると、

・おねしょをしなくなる年齢には個人差がある

・もし子供が失敗してしまっても、焦らない・怒らない

・行動療法を実践する。特に念じることは効果が大きい

・失敗しても怒らずに、どうして失敗したのかを一緒に考え、成功したら褒めてあげる

 これらが改善に大事になるのではないかなと思います。

 ですが、もしも行動療法を行ってみても効果があまりない場合は、一度小児科で相談してみてください。

 それではまた次回、お会いしましょう!

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