冷え性といえば、手足や下半身などを想像する人が多いと思います。しかし今、増えてきているのが内臓の冷えによる内臓型冷え性。自覚症状も少ないために気づかないことが多いのも特徴です。
ということで今回は内臓の冷えの解消方法と、その原因や症状について、私自身当てはまっているなぁと思いましたのでお話しします。
内臓型冷え性の原因
冒頭に書いた通り、実は私自身も内蔵型冷え性に当てはまる事柄が多々あります。そしてタイトルにも書きましたが、今は男性にもこのタイプの冷え性が増加しているようなのです。
さて、ではどのような原因で内臓の冷えが起こってしまうのでしょうか。それは、ストレスや疲労の蓄積、血液の循環調節機能の低下や運動不足などが主な理由です。
海外の人たちから見ると、「Japanese is overworked(日本人は働きすぎです)」と言われるくらいに忙しい現代の私たちは、しっかりと休息をとった『つもり』になってしまっているだけで、実際はきちんとした疲労の解消ができていません。
それが原因でストレスが溜まり、自律神経のバランスが乱れて血行が悪くなります。そうして血液の流れが悪くなると必要な酸素や栄養素が十分に内臓へ送られなくなり、内臓型冷え性を引き起こしてしまうのです。
他にも原因はあります。私は現在、地方の田舎在住なので車での移動が中心となって歩くことがほとんどなくなっています。
そしてこのような生活を続けていくとどうなるかと言いますと、脚の筋肉の運動量がどんどん減っていってしまうのです。足の、特に腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)は足に行った血液を体幹へ戻すよう循環させるための重要なポンプの役割を持っています。
ですから歩かないことで筋肉が熱を産生しにくくなって体温が低下し、血行不良にもなりやすくなってしまいます。
また、私はお酒が好きなので、よく冷えた缶チューハイや缶ハイボールを飲んでいます。このように冷たいものの過剰摂取をしてしまうことも、内臓を直接冷やすために内臓型冷え性につながる原因となります。また、夏にエアコンの効いた室内や車内に長時間いるようなことも原因と考えられています。
つまり内臓型の冷え性は、生活習慣の乱れが大きく関わっているということです。
内臓型冷え性の症状
では内臓型冷え性で起こる症状はどうでしょうか。実は、自覚症状は少ないと言われています。これが隠れ冷え性と言われる理由。このため気づかずに進行してしまうこともあるのです。
代表的な症状は、次のようなものがあります。
朝起きた時に脇よりもお腹の方が体温が低い
朝起きた時というのは脇もお腹も、温度は大体一緒ですからお腹の方が脇よりも冷えているといった場合は、内臓型冷え性を疑いましょう。
下腹部が冷たい
お腹に手を当てた時に下腹部(丹田)が冷たいようであれば、内臓型冷え性である可能性が高くなります。また、薄着などをしているわけでないのにお腹が冷たいという場合も、この冷え性である可能性が高いです。
ちなみに私も下腹部や足腰が冷えていることがよくあります。
風邪をひきやすい
内臓の冷えによって、必要な熱が産生されないために抵抗力や体力が落ちて疲れやすくなったり風邪をひきやすくなってしまいます。
入浴の時にお湯が熱く感じる
内臓が冷えて体温が下がっているため、たとえぬるめのお湯でも触れると熱いと感じてしまいます。
これについて私は、お湯そのものを熱く感じることはないのですが、肩まで浸かった際に内臓の冷えを感覚として知覚する時があります。どういうことかと言うと、湯船に浸かっているとき、確かにお腹の表面はお湯が当たっているので温かいんです。
でも、お腹の深部(内臓)の方へ意識を向けると、胃のあたりにひんやりとした冷たい感覚を感じ取ることがあるのです。気持ちお腹を凹ませるように意識するとはっきりするかもしれません。
このことから、実は内臓の冷えというのは意識すれば誰でも自覚できるものなのかもしれないと思っています。
何を言ってるかよくわからなかったかも知れませんが、お風呂に入った時に一度、意識されてみてほしいですね。
便秘・下痢になりやすい
内臓が冷えてしまうと腸内環境の乱れや機能低下を起こし、結果として腸の蠕動運動が低下して、便秘や下痢になりやすくなってしまいます。
最後に
内臓型冷え性の原因と症状についてお話ししました。
今回は原因と症状のみの解説でしたが、次回はその対策方法などについてお話しします。
それではまた次回、お会いしましょう!
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