今回は数分あれば誰でも可能な、便秘や宿便の解消改善に効果のある腸もみマッサージの方法を紹介します。
毎日スルスルと出てくれればいいのにと思いながらも、出てきてくれないのが便秘の辛いところ。
この方法をぜひ試してみてください!
便秘と身体の意外な関係
腸の環境が身体の機能に大きく影響を及ぼすことはご存知でしょうか?
腸内の環境が悪化してしまうと腸の動きが悪くなり、全身の冷えやむくみへとつながっていきます。さらに腸は自律神経とも密接に関係していて、その働きを促すためには副交感神経を優位にしなければなりません。
ですが現代人は交感神経が優位となるような生活を送っているため、このバランスが崩れて腸の働きが崩れ、だるさなどの身体の不調やストレスを感じやすくなってしまうなどの心の不調にもつながります。
つまり体調不良を治すためにも、まずは便秘を解消して腸の改善から始めていこうということです。
腸もみマッサージの方法
腸もみは便の滞りやすいところを揉みほぐしていくのがポイント。
それがどこかというと、大腸の曲がり角。左右の肋骨の下と左右の腰の骨のあたりです。
最初に紹介するのは、小林式腸もみという3分間マッサージ。次の手順で行います。
- 左手で左の肋骨の下、右手で右の腰の骨のあたりをギュッとつかんでゆっくりもみほぐす
- 両手とも上下を入れ替えて、合計3分間行う
なお腸もみの前に深呼吸をして副交感神経を優位にすることで、さらに効果が高まります。
もう1つは、上体を斜め前に倒すことで腸を元気にする体操です。次の手順で行います。
- まず両手で肋骨のすぐ下あたりを掴みます
- その姿勢のまま全身を伸ばして大きく息を吸います
- お腹の奥にぎゅっと圧をかけながら息を吐いて、上体を前方に倒します
- これを8回、繰り返します
- それから両手の位置をヘソの真横、骨盤のすぐ上に変えて同じように8回ずつ繰り返します
便秘解消に効果のあるツボ
最後に便秘の解消に効果的なツボを2つ、ご紹介します。
合谷
手の陽明大腸経のツボ。
手の甲側、親指と人差し指の付け根のくぼみの骨が交わる手前のくぼみに取ります。
人差し指の骨へ向けて、やや強めに押しもみしましょう。
取穴部位の参考画像も載せておきます。赤い点のあたりです。
天枢
足の陽明胃経のツボです。
ヘソのすぐ両側の横で、親指2本分のところに取ります。
息を吸うときに押して、吐くときに離します。
最後に
腸もみの方法についてお話ししました。
私も便が出にくい時には、この方法を実践してみようと思います。
それではまた次回、お会いしましょう!
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