食品添加物シリーズ第2弾。今回は亜硝酸ナトリウムという物質についてお話しします。これはどのような添加物で、何の食品に含まれているのでしょうか?
また、発がん性があるとのことですが、果たして真相は・・・?
亜硝酸ナトリウムとは?
亜硝酸ナトリウムは食品の色味を保つために使われている食品添加物です。
身近なところでいうと、ハムやソーセージ、ベーコンなどの加工肉製品や、たらこやいくらなど魚卵の発色のために用いられています。何故発色するかというと、その方が美味しそうに見えるからです。
ここでは例として、たらこで見てみましょう。
まずこれが、発色剤無添加のたらこの色です。
そしてこちらが、添加物として発色剤を使用している方。
発色剤として亜硝酸ナトリウムを使うと、こんなにも色の差が出るんですね。
地元で無添加たらこを見慣れている私からすると、やはり添加物を使っている方は違和感がありますね。あまり食べたくならないというか・・・。けど明太子はこんな色であっても、今まで普通に食べていました。
亜硝酸ナトリウムの危険性
亜硝酸ナトリウムの何が最も危険かといえば、その発がん性です。亜硝酸ナトリウム自体、そもそも毒性が非常に強いと言われています。何でも、あの青酸カリに匹敵する毒性だとか。
過剰摂取した場合、急性の症状として嘔吐や血圧の低下、動悸やチアノーゼなどがみられます。
そして発がんの原因とされているのが、『ニトロソアミン』という物質。肉や魚類に含まれているアミンと反応することで変化する物質で、とても強力な発がん性を秘めています。
とすれば、ソーセージや魚卵などに亜硝酸ナトリウムを使用すると、必然的にニトロソアミンが作られるということです。
ですので、これらを食べ続けるような生活をしていると、今は良くても何十年も経ってからがんを発病するリスクが高まることになってしまいます。
ラットを使った実験でもこれは証明されていて、長期間ニトロソアミンを与え続けると高確率で肝臓や腎臓のがんを発生させたそうです。
最後に
亜硝酸ナトリウムについてお話ししました。
散々脅かすようなことを言ってしまいましたが、ハムやソーセージといった加工肉製品は、今や私たちの生活と切っても切れないものであることも確かです。
食べ過ぎや頻繁に食べることを避けて、将来の不健康のリスク低下につなげていきたいものですね。
それではまた次回、お会いしましょう!
もしよければこちらもお読みください。このシリーズ初回の記事です。
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