コーンスターチ。何気なく原材料を見た時に目にする名前だと思いますが、実に色々な食品に使われているんです。でも、本当に健康への害はないのでしょうか?
原料や製造工程に何もないといえますかね。基本は国産品ではありませんし。
今回は、そんなコーンスターチについてお話しします。
コーンスターチとは?
まずはコーンスターチについて知っていきましょう。
コーンスターチの原料は、なんとなく名前からも察せられると思いますが、トウモロコシです。このトウモロコシにも様々な品種がありますが、そのうちコーンスターチに使用されているのは、主に乾燥させることで家畜の飼料となるような『デントコーン』です。
ちなみに『ワキシーコーン』という、いかにもSNSで映えそうな見た目のトウモロコシも使用されています。
コーンスターチが食品に利用される理由は、主として食品にとろみをつける場合です。コーンスターチは片栗粉と違って低温下でもとろみが維持されるため、冷やして食べるお菓子のクリームなどのとろみ付けに使われています。
他にも揚げ衣として使用されることがあります。小麦粉などにコーンスターチを使うことで、揚げ上がりの食感がサクッとしたものになるのです。
無味無臭なので他の食材の邪魔をしないのが、コーンスターチが広く使われている理由です。
あと使われているものではお酒ですね。安い発泡酒などに使われています。安いので、通常のビールや発泡酒と比べて味もお察しではありますが。
害はあるの?
では、本題に入りましょう。コーンスターチに害があるか、ですが基本的には無害とされています。でも製造過程や原料に、懸念すべき点があります。
製造過程で使われる添加物が危険!?
コーンスターチは原料となるトウモロコシからデンプンを取り出すことで作られるのですが、その過程で『無水亜硫酸』と呼ばれる添加物を利用します。
これはワインなどにも入っている食品添加物で酸化防止剤として利用されていますが、摂りすぎると呼吸器を傷害し、気管支喘息や気管支炎などを引き起こすと言われています。
ですが最終工程で粉末となるコーンスターチに、この添加物が残る心配はそれほどないそうです。付け加えるなら高温の熱処理で除去できるそうなので、料理などではそれほど心配する必要がないと思います。
原料そのものが危険!?
コーンスターチの原料はトウモロコシと再三言っていますね。では、このトウモロコシが大量に作られているのはどの国でしょうか?
そうです、アメリカです。アメリカといえば・・・一時期騒がれたことがありましたね。
それは『遺伝子組み換え』です。
コーンスターチの原料となるトウモロコシは、アメリカ産の輸入にほとんどを頼っています。検査はしているだろうとはいえ、遺伝子組換え作物が入っている可能性も否定はしきれません。
遺伝子組み換え作物が原料となったものを口にした場合、人体にアレルギーなどの症状を引き起こすかもしれないとされています。
他に動物実験でも内臓機能の低下などの結果が報告されているため、やはり危険性が全くないとは言い切れないですね。
最後に
コーンスターチについてお話ししました。
様々な食品に使用されているコーンスターチ。しかしその原料がどうなっているかというのは、実は私たちが知るための術はそれほどありません。
全く摂らないとすれば、完全な自炊生活をするしかないでしょう。
でもそれは現代社会では土台無理な話でもあると思いますので、各々が上手な付き合い方を考えていかなければならないと思います。
それではまた次回、お会いしましょう!
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