今回はへそのゴマを取っていいのかについてお話しします
こないだヘソの掃除してたら、なかなかすげーの取れたんですよw
耳垢とかと一緒でたまにデカめのが取れますよね
あと、白いのも取れたんすよね。でもこれって、本当に取って良かったのかな?
本物のゴマみたいに白黒に分かれてるのも気になるし
では今日は、その疑問にお答えしましょう
そもそもへそのゴマとは何なの?
皆さん、へそのゴマと言っていますが、その正体について考えてみたことはあるでしょうか?
へそのゴマは、体の垢や皮脂、服の繊維やホコリが元となって作られています。つまり『へそのゴミ』ですね。それを『へそのゴマ』とは、先人はよく思いついたものです。
しかも本物のゴマよろしく、黒と白がある。「黒いのはよく見かけると思いますが、白って?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
何故、黒と白に分かれているのか?
へそのゴマが黒いものと白いものに分かれているのには、実は諸説あります。
白いゴマには、普段着用している服の繊維が混ざる説と、へそのゴマの生成過程で起こるある理由が原因となる説があります。
前者の説はオーストラリアのある研究者が研究し提唱したもので、自分のへそのゴマが青かったことや、好んで着用していた服が青色だったことに着目して研究を始めたそうです。
ちなみに研究者はその後、イグノーベル賞の公衆衛生賞を受賞するまでに至りました。
後者の説は前提としてへそのゴマが生成された時、初めは白いというもの。
というのも、へそのゴマはその過程で様々なゴミや垢や皮脂などが集まって、そこに汗などの水分が加わることで固形化するのですが、出来上がった時は白っぽい色をしていて、あとから酸化して徐々に黒ずんでいくということだそうです。
つまり白いゴマは『まだ酸化していない比較的新しいもの』ということですね。
病気を心配された方もいるかもしれませんが、安心してください。そんなことはありません。あなたは至って健康体です。
また、臭いが気になるという方もいるでしょう。ですが考えてみてください。へそのゴマは何が集まってできていましたか?
そうですね。つまり雑菌などが繁殖しやすい環境なのです。ですから嫌な臭いが出てしまうのも仕方がありません。
へそのゴマは取ってもいいの?
さて、本題に入りましょう。ヘそのゴマを取っていいのかですが・・・結論から言うと、取るのはあまりオススメできません。
へそのゴマは基本的に放置しておいて問題はなく、むしろ取りすぎはトラブルの元につながりかねないのです。
へそのゴマを無理に取ろうとへそをいじりすぎてしまうことによって、へその周囲の皮膚に傷などがついてしまうことがあります。
前の項でもお話ししたように、へそのゴマには雑菌が繁殖している場合がありますから、傷口から雑菌が入り込んで炎症や化膿を起こすような事態にもなりかねません。
また、へその裏側はお腹の臓器を守る腹膜に連なっています。へそは周囲と違って脂肪や筋肉などがなく、お腹で1番守りが薄い部分でもあるのです。これも感染症を引き起こしやすい原因の1つ。
へそから感染した細菌がお腹の奥へ簡単に侵入して、病気を引き起こすことだってあり得ます。
「へそを触るとお腹が痛くなる」という言葉は、この戒めから生まれたと言っても過言ではありません。
これらのことから、むやみやたらにへそのゴマを取るのは避ける方が良いでしょう。
それでも気になる場合は?
もしそれでも、どうしても気になるという方には、医師がオススメしている安全な方法があります。
その方法は「へそにオリーブオイルまたはベビーオイルなどを入れて掃除する」というもの。
へそにオイルを入れて20分ほど放置すると汚れが浮いてくるため、掃除がしやすくなるといいます。
この時、へそを刺激してしまわないよう、綿棒やガーゼを使うとより安全です。
最後に
へそのゴマを取って良いのかについてお話ししました。
へそのゴマは気になっても基本的には放置しておくのが得策。
やりすぎは感染症などのリスクを高める原因になることを忘れないでください。
それではまた次回、お会いしましょう!
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