目の中で黒い線や点が動くのは飛蚊症かも!?危険性はあるの?

体の雑学
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 視界の中にゴミのようなものがチラチラと動いて見えることはありませんか?私も経験していますが、これは飛蚊症と言われる症状かもしれません。放っておいていいのか、気になりますよね。

ということで今回は飛蚊症の原因と、危険性はあるのかについてお話しします。

 

飛蚊症とは

 飛蚊症とは、視界の中に虫やゴミのようなものがチラチラと動いて見えることを言います。目をこすっても瞬きをしても消えることはなく、大抵は片方の目にだけ起こるとされています。

また、見え方は黒い点だったり、線だったりと、人によって実に様々な見え方をします。

 私は左目に顕著に現れていて、小学生の頃はまさしく上の画像のアメーバようなものが時折、視界の中に見えるという感じでした。

それが高校生くらいから段々と、ゴマや虫、糸くず状の黒い点や線が見え出すようになってきました。今では目を動かすだけで、必ず視界に現れています。

さらにこの数年で、右目の方にもごくわずかながら症状が現れるようになりました。

 

飛蚊症の原因

 飛蚊症の原因として考えられているのは、目の中にある『硝子体(ガラス体ともいう)』といわれる透明なゼリー状の物質が何らかの原因で部分的に濁ってしまうためとされています。

ガラス体はゼリー状ですが流動性があるため動きやすく、だからこそ目の動きに合わせてそれを追うように視界に割り込んでその影を網膜に映すというわけです。

このガラス体が濁る原因は加齢による物質的な変化と、病的なもの、先天的なものと様々に分かれます。

 

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 病的なものはこの後の危険性の部分で説明させていただきますが、先天性の場合では胎児の時の組織の名残が目の中に残ってしまっている場合が挙げられます。

しかしながら飛蚊症の多くの原因は加齢によるもので、これは『生理的飛蚊症』と呼ばれています。本人としては気になるものの、一般的に治療は遅くとも問題ないとされています。

 

飛蚊症の危険性

 飛蚊症で危険と言われるのは『網膜剥離』。これは進行することで失明してしまう可能性もある疾患です。目の中で光を受け取って視神経を通して脳へ外界の情報を伝える網膜が、文字通り剥がれてしまうことを言います。

この網膜剥離を引き起こす原因として挙げられるものを『網膜裂孔』と言います。網膜裂孔はガラス体によって、癒着していた網膜が一緒に剥がされてしまうことを指し、この時点では『後部硝子体剥離』と称されます。

ある日突然、飛蚊症の症状が現れた場合は、後部硝子体剥離が起こっている可能性が高いとされますので、一度眼科を受診するようにしてください。そのままにしておくと、網膜が剥がれたところから液状になったガラス体が入り込み、網膜剥離を引き起こすことがあります。

 

最後に

 飛蚊症についてお話ししました。

 私は昔から見えているためさほど気になりませんが、大人になって突然目の中に黒い点が現れた!という方は、後部硝子体剥離なども気をつけて考えるようにしてください。

 それではまた次回、お会いしましょう!

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