新潟で本日行われたダートレース『G3 レパードステークス』
そのレースでカフジオクタゴンは、7番人気でありながら接戦を制し、見事な勝利を収めました。
本日の本題に入る前に、まずはそのレース内容をご覧ください。カフジオクタゴンは大外15番、騎手はピンク色の帽子です。
いかがでしたか?
道中は徐々に追い上げていき、最終直線もハナを取ると他に抜かさせない粘りっぷり。実力の高い馬が揃ったこのレースで、十分すぎるほど強い馬と言えるのではないでしょうか。
それでは本題に入っていきましょう。
カフジオクタゴンの血統
カフジオクタゴンは名馬モーリスの産駒として、2019年にこの世に生を受けました。
母はメジロマリアン。察しの良い方はここでピンと来るかもしれませんね。実はモーリスの母はメジロフランシス。何と同じメジロを継いでいるではありませんか!
その上、母の母の父はあのメジロマックイーン。つまりオクタゴンの曾おじいちゃんなんです!
メジロマックイーンといえば長距離競馬に置いて当代ほぼ敵なしと語っても過言でないほどの強さを見せた、メジロラモーヌとはまた違ったメジロの至宝(と個人的には思います)とも言える競走馬。
ちなみにゲーム『ウマ娘プリティーダービー』では、メインストーリーで主役になるほどの存在にもなっています。
↓ウマ娘のマックイーン。スイーツと野球が大好き。「パクパクですわ〜!」は名言w
マックイーンの強さの秘訣はズバリ、心拍数と呼吸!競走馬でも類稀なほどに持久力に適した心肺能力を有しており、その能力は後世にも受け継がれています。
有名どころではステイゴールド産駒で例の事件を引き起こしてしまった白っぽい芦毛の問題児とか…w(いやステゴ一族は基本問題児か)
これ普通にスタートできてれば3連覇あったのかなぁ…?
それでもブービーには入ったのだから大したものですねw
そんなカフジオクタゴンの中に何頭メジロがいるかといえば…何と7頭!これだけ連綿とメジロの血が継がれている馬は現代においてオクタゴン以外にそうそういないのではないでしょうか?
カフジオクタゴンは実は・・・?
これだけメジロの血統を色濃く継いでいるカフジオクタゴンですが、毛の色は何色だと思うでしょうか?
競走馬にとって毛の色は実は重要な要素。これだけでも「もしかして強い馬になるのでは?」と夢を見られることもあるほどです。
動画を観てくださった方ならわかったと思いますが、そんなオクタゴンの毛色は『芦毛』。奇しくもマックイーンと同じ毛色の種類なのです。
ただ、芦毛と言っても全く同じようになるわけではありません。オグリキャップのおじいちゃん、ネイティブダンサーがガンメタと言われる灰色だったこともあれば(オグリはこれを継いでる)、ゴールドシップのような白っぽい色の毛色であることもあります。
ではオクタゴンはどうかと言うと、私に競馬を教えてくれている師匠が言うには「マックイーンと似た毛色」とのことなのです。このことから師匠は1つの仮説と夢を語りました。
「カフジオクタゴンはメジロマックイーンの生まれ変わりではないか?」
「もしもメジロマックイーンがダートを走ったら?」
かつて競馬仲間と話していたその夢が叶うかもしれないとも話していました。
確かにメジロマックイーンは重馬場でも物ともせずに走ることができました。
それは降着となってしまったあの『天皇賞・秋』を始め、3歳時点では重や不良など、数々の馬場状態の悪いレースで勝利してきていたのが理由と思います。良馬場の方が何なら3着だったりするくらいですしw
現代で競馬を始めた人でこの事実に気づける人はそういないのではないか。そう師匠は話していました。私も師匠からこの話を聞くまでは知らなかったうちの1人です。
そしてカフジオクタゴンは今日のレースで見事、その夢を叶えてみせました。
もしかしたらマグレかもしれない。けれどもこのレース内容ならば、少なくともダートの長距離においては一定の存在感を示せる競走馬になれるのではないか。そんな風に思います。
最後に
カフジオクタゴンについてお話させていただきました。
この先も彼はダートの長距離重賞を狙っていくでしょう。その中でダート界現役王者、テーオーケインズと見える機会も出てくるかもしれません。
この先の活躍が楽しみな1頭です。今後も応援したいと思います。
それではまた次回、お会いしましょう!
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