青竜ステークス2022覇者ハセドンは次代のダート界の怪物なるか?

その他の雑学や話題
スポンサーリンク

 2022年5月15日。4歳以上の牝馬のマイル女王を決めるヴィクトリアマイルが開催されました。

結果は白毛のアイドル、ソダシの1着。やはり芝のマイルに強いということが証明されたのでは、と思います。

ですがその前の第10レースで、実はとんでもないことが起こっていました。

青竜ステークスに出走したその馬の名は『ハセドン

彼が一体どんなことをしたのか。今回はそれについてお話ししていきます。

 

ハセドンとはどんな馬?

 名前だけを聞くと特撮の怪獣などにいそうな名前をしているハセドン。私も初めて名前を聞いた時、そう思いました。

そんなハセドンはスクリーンヒーローを父に持っています。つまりおじいちゃんはグラスワンダーなんですね。

グラスワンダーといえば、近代日本競馬史において黄金世代とも言うべきであろう’98世代。有名どころでは日本総大将とも名高い『スペシャルウィーク』や『怪鳥』エルコンドルパサーなど、多数の有力馬がいた時代の馬です。

グラスは年末のグランプリである有馬記念を2連覇したこともありますが、『世紀末覇王』と名高いテイエムオペラオーに2000年の宝塚記念で敗れたのを最後に引退しています。

そんなグラスの孫であるハセドンですが、馬という生き物を何十年もその目で見てきた私の競馬の師匠によれば「もしかすると気性難なんじゃないか?」と評されています。(あくまで現時点での推測です)

その理由として挙げられるのが、シャドーロールと、視界をある程度制限するための覆い?(師匠が何て馬具なのか言っていたか忘れてしまいました…)を着けていたことにあります。

覆いの方は、ハセドンはどうにも好奇心が強いのか「周りの色々なものに反応してしまうんじゃないか」だそうで。シャドーロールに関しては「首を上げさせないため」と言っていました。首をあげると速度が下がったり、馬をコントロールしにくくなるようです。

私はそれを聞いて、もしかしてナリタブライアンもそうだったのかなと思いました。シャドーロールを着けるということは、首が上がりがちだったのかも…?

 

スポンサーリンク

ハセドンが青竜ステークスを勝った理由とは?

 それではそんなハセドンが先の青竜ステークスを勝ったのはなぜか?

それを語る前に、まずは実際のレース映像をご覧ください。

ハセドンは3枠3番、騎手の横山典弘さんは赤い帽子を被っています。

 

 …いかがでしたか?最終直線、殿から大外一気のとんでもない差し足!…と、ただ見ていたらそう思うでしょう。私もそう思いました。

私の師匠はレースを観たあくる日に予想した馬の勝因・敗因などについて解説してくれるのですが、今回のハセドンに関してはただただ驚いていました。

曰く、「ダートをあんな脚で走る馬は見たことがない」そうで。

ハセドンだけが実は芝コースを走っていて、路面をダート映像に差し替えた合成なんじゃないかと疑ったみたいです。それならまだ信じられると。

そのくらいとんでもない豪脚だったようです。ちなみにハセドンのこのレースの上がり3ハロン(残り600メートル)のタイムは34.3秒。いくら稍重で走りやすかったとはいえ、ダートレースでこの数字はあり得ないと言っていました。

それから最初に出遅れ気味だったのも良かったのでは?と評していました。曰く、「ハセドンは芝が苦手じゃないか?」と。

東京のダートコースは最初に少しだけ芝を走る必要があるのですが、ハセドンは芝を走るのが苦手であり、それが最後方に位置する原因になったのではないか。

でもそのおかげで脚を溜める(体力を残す)ことができて、最後の直線であの豪快な脚を魅せることができたんじゃないかと語っていました。

これは師匠の解説関係なく、騎手の横山典弘さんが良い判断をしたんじゃないかと個人的に思います。追い込みの経験もあるでしょうしね。だって悪夢の120億円事件を起こしたあの馬に乗ってたこともあるんですからw

ちなみに「お願いします、走ってください」は個人的な迷言ですw

 

スポンサーリンク

 

最後に

 青竜ステークス2022覇者ハセドンについてお話ししました。

次代のダート界の怪物になるかもしれないハセドン。世代のダート王者、テーオーケインズとの勝負も楽しみですね。

実はこの2頭、ある共通点があるんです。最後まで読んでいただいたあなたに、特別にお教えしましょう。

それは2頭ともに『マンハッタンカフェ』の血が入っていることです。

近年、マンハッタンカフェの血が入った子孫たちが軒並み活躍を見せているようなのです。

私はウマ娘から入ってマンハッタンカフェのファンとなりました。

そんな彼の解説はこちら↓

マンハッタンカフェの子供同士の対決ということになれば、私はもう狂喜乱舞です。

それではまた次回、お会いしましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました