ウォシュレットを使いすぎると危険?思わぬ病気を引き起こすことも!

生活に関係する雑学
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 皆さんはウォシュレットを使用したことがあるでしょうか?私も一度使ってみてからは、ほぼ毎回使うようになりましたが、最近は使いすぎが危険ではないか?というネットニュースをよく目にします。実はこれ、場合によっては思わぬ病気の引き金となりうることもあるために議論がされているのです。

ということで今回は、ウォシュレットのメリットやデメリットについてお話ししていきます。

 

ウォシュレットとは?そのメリットは?

 まずは簡単にウォシュレットについて説明を。ウォシュレットとは、備え付けられているリモコンのボタンを押すことで便器からノズルが伸びてきて、肛門周囲を洗浄してくれる機能のついた便座です。

また、ビデなどのボタンを使用することで、このノズルの角度を変化させることも可能です。これにより肛門だけでなく、外陰部の洗浄も可能なため、男女問わず日本では広く利用されています。

 

 ウォシュレットを使用するメリットは、温水による洗浄によってトイレットペーパー単体で拭くだけよりも肛門周囲を清潔に保つことができるという点です。だから正しい使い方をしてさえいれば、かなり衛生的な機器と言えるでしょう。

ちなみに理想的な使用時間として設定されているのは、弱めの水圧で5〜10秒間とされています。

「サッと洗ってサッと拭き取って出ろ!」ということでしょうね。

 

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意外!『ウォシュレット』は日本での呼び名だった!?

 ちょっとした豆知識のコーナーです。皆さん今では当たり前にウォシュレットと呼んでいると思いますが、実はこの呼び方は日本のものであることをご存知でしたか?

1980年にTOTOが開発・発売したのがウォシュレットで、そのまま同社の登録商標となりました。

通常はウォシュレットではなく、『温水洗浄便座』と呼ばれています。

 

とはいえ、今の時代は日本の製品も海外で当たり前に販売されている時代です。

だから海外にも、もしかすると和製英語的な感じで浸透し始めているかもしれない・・・と私は思ったのですが、実はそうでもないようです。

なぜなら海外では、日本ほどこの温水洗浄便座が利用されていないから。これほど便利なのに、なぜなのでしょうか?

この後からお話しするデメリットに、その理由が含まれています。

 

ウォシュレットのデメリットとは?

 それではウォシュレットのデメリットについてお話ししていきます。

温水洗浄便座症候群を引き起こす!?

 これは正式な病名ではないのですが、ウォシュレットを使いすぎることによって出てくる症状を総称して名付けられたものです。

ウォシュレットによる洗浄が病みつきになって過度に温水による洗浄を行ってしまうと、肛門周囲に本来必要とされる皮脂なども洗い流してしまいます

これによって皮膚を保護しているバリアの機能が低下してしまい、かぶれやかゆみが出現します。

また強い水圧で洗浄していることも問題で、皮膚や粘膜を傷つけることになり、切れ痔などになってしまうこともあるのです。

目安として、毎回10秒以上の洗浄を行っているとリスクが高まると言われています。

 

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病気への感染リスクがある!?

 ご存知の通り、ウォシュレットは排泄物をノズルから出る温水で洗い流しています。よって、それを介することで病気に感染するのではとの懸念がされているのです。

海外でウォシュレットが普及していないのも、実はこの感染症リスクの指摘があるためです。

 

 感染症について、例えば胃腸炎による下痢の場合で考えてみましょう。胃腸炎の原因となるのは主に、ノロウイルスやサルモネラ菌、病原性の大腸菌、カンピロバクターなどの細菌やウイルスが関わっています。

これらをウォシュレットの強い水圧で洗い流した場合、便器内や周囲に、飛沫となったウイルスや細菌が付着してしまうことになります。それを介して感染してしまうと考えられているのです。

また、中には性行為をしていないのに性感染症にかかったというようなケースも報告されており、何かしらの感染症のリスクが絶対ないとは言い切れないのが現状です。

家庭のウォシュレットならそのような心配はあまりないと思いますが、もし感染症を避けたいと思うのであれば、コンビニやその他の公共施設でウォシュレットを使用するのは出来るだけ避けた方が、リスクの低下にはつながるでしょう。

 

最後に

 ウォシュレットのメリット・デメリットをお話ししました。

 ウォシュレットの使用目的は、あくまでも肛門に付いた便を流すこと。

 しかし、それ以外の目的で使用している人が中にはいると言います。

 排便の刺激だったり、腸内や膣内の洗浄をするためなど。

 本来、そのような目的で使用することは想定されておらず、そのために今回お話ししたようなデメリットが目立ってきているのだとも考えられます。

 正しい目的で使用して、気分良く快適に済ませたいものですね。

 それではまた次回、お会いしましょう!

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