『多目的トイレ』と言われる誰でも利用可能なトイレの名称変更に向けての議論が最近は連日のようになされていますが、その原因としてメディアが報じるのは、やはり昨年のアンジャッシュ渡部さんの多目的トイレを使用した不倫騒動ですね。
ですがこれに限らず、世の中では間違った多目的トイレの使い方で本来使いたい人が迷惑をしているという話も耳にします。
今回はその話を一度整理して、私なりに多目的トイレを使用する際の利用法や考え方についてお話ししたいと思います。
多目的トイレの間違った使用法の例
トイレは本来、用を足すためにあるためだけの場所というのは、言われずとも誰しもが理解しているはずです。それを不倫現場として使うのは無論、言語道断なのですが、他にも誤った利用法や自分勝手な利用法をしてしまっているという話も耳にします。
例えば中でスマホをいじるなどして不当に長く居座ったり、ホームレスの人が住み始めたりといったケースがあり、時には何故か高校生くらいの男女が二人で入っていて、出てきたのを清掃員が目撃したこともあるのだとか。
そういったことを注意してもなかなか聞き入れてはもらえないようで、清掃担当者や行政は苦労しているようです。
何故、このような間違った方法で使われることになってしまったのか?
私はこう考えます。まずはトイレに対するモラルの低下です。当たり前のことですが、本来、用を足すためだけにトイレに入るのですから、中でスマホをいじったりする必要はないのです。
決して自分だけが使っている個室ではありません。まして自分の部屋でもない。
言い方は汚いですが、出すもの出してさっさと出てくれば、他の誰にも迷惑はかけません。
もうひとつは私たち健常者側の思いやりの欠如でしょうか。元々、多目的トイレは『障害者(用)トイレ』という名称でした。ですが障害者という部分が差別的に当たるため、多目的とか多機能とかの名称に変えられた経歴を持ちます。
けれど今は、そのことを理解している人が少ないのかもしれません。全員が理解していないとはもちろん言いませんが、もともと利用してもらう予定だった障害を持つ方々が利用できず、私たち健常者が様々な理由をつけて我が物顔で占有してしまっているのが現状と言えます。
このことから、決して多目的トイレを使うなとまでは言いませんが、多目的トイレが本来意味している利用目的で訪れる、本当に必要としている方々のことを今一度考えてみても良いのではないか?と思います。
多目的トイレの将来的な在り方について考えてみた
多目的トイレを健常者が使う場合には、1回の利用に100円といったように料金を取るシステムを作ってはどうかなと思います。100円じゃちょっと安すぎるかもしれませんね。300円〜500円くらいでも良いかも。
実際、海外では公衆トイレや公共トイレにこのシステムが利用されているところが多くあります。
日本では障害者の方が利用する場合のみ、多目的トイレ用の専用カードを作って配布し、それさえあれば全国どこでも無料で利用できるようにするなんていうのも、ひとつの案として良いかもしれません。
ただ、下手をするとこれを差別だと言い出す人が現れたり、カードの強奪事件とか起きそうで少し怖いですけれどね。
最後に
多目的トイレについて、私なりの考えを述べさせていただきました。
このままいくと、健常者が多目的トイレを利用できなくなりそうな雰囲気が醸し出されてきています。
本来の正しい使い方をみんなができていれば、このようなことにはならなかったと思うのですが・・・。
過ぎたことを言っても仕方がないですね。これからをどうするか、1人1人が考えていくべきです。
くれぐれも『他』目的トイレにはしないようにしたいですね。
それではまた次回、お会いしましょう!
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