節分を迎え暦の上では春ですが、まだ寒い日が続いていますね。そうなると気になるのは風邪。特にこの時期は乾燥もあって喉が痛むことがしばしば。私も最近、朝起きると喉が痛いことがあります。
そんな時に役立つのが金柑!今が旬の金柑は風邪予防にはもちろんのこと、実は髪にも良い成分が入っているのです。
今日はそんな金柑の持つ意外な効能についてお話しします。
金柑とは
まずは金柑について知りましょう。金柑はミカンの仲間で、植木鉢でも栽培できるような小さめの木に果実がなります。
果実は食用以外にも生薬として古くから扱われてきました。独特の芳醇な香りを放ち、酸味と甘みがあります。皮が少し渋いのが特徴です。
私も金柑が好きで、実家に帰って置いてあるとつい摘んでしまいます。1口サイズなのでヒョイと口に放り込んでしまうんですよね。正直ミカンよりも食べやすいので、気がつくと1パック無くなっていることもあります 笑
私はそのまま食べるのが一番好きです(というか、それ以外の食べ方をしたことがない)。皮も柔らかいので全く気になりません。ただ先ほども書いた通り、生だと皮に少し渋みがあるので、それが苦手という方はシロップ漬けや甘露煮などにすると食べやすくなると思います。
そしてこの皮も含め、金柑には多くの栄養素が含まれているのです。
金柑の持つ栄養と効能
金柑に含まれている栄養素。実はこんなにあるんです。
- ・ビタミンC
- ・ビタミンA
- ・ビタミンE
- ・カルシウム
- ・ヘスペリジン
- ・β-カロテン
ビタミンC
ビタミンCは他の柑橘類と比べても豊富に含まれていて、風邪の予防や抗酸化作用を持つほか、肌のハリを保つコラーゲンの材料にもなります。また、ストレスによる髪へのダメージの軽減にも役立ってくれています。
ビタミンA
ビタミンAは目にとって重要な栄養素。ブルーベリーなどに多く含まれています。不足してしまうと夜盲症になり、暗い場所で目が見えにくくなってしまいます。
ビタミンE
ビタミンEはオリーブ油などにも含まれています。頭皮の血行改善の効果が期待できます。また、ビタミンCと同様に抗酸化作用を持っているので、紫外線による頭皮へのダメージ軽減効果も期待できます。
カルシウム
カルシウムは知っての通り、骨を作るための材料です。不足するとイライラしやすくなったり骨粗鬆症の原因になります。なお、小魚などに含まれるビタミンDを一緒に取るのが効果的です。
金柑の甘露煮と合わせるなら、小魚の佃煮が相性が良いかもしれませんね。
ヘスペリジン
ヘスペリジンはあまり聞いたことのない栄養素だと思います。これはブドウなどに含まれるポリフェノールの仲間で、新陳代謝を活性化させる働きを持っています。そのため頭皮や髪の健康を保つために効果があります。
また、ビタミンCの吸収を助ける効果やHDLコレステロールと似た働きを持ち、動脈硬化など血管系の疾患の予防にも役立ちます。
β-カロテン
β-カロテンはニンジンに多く含まれることで有名な栄養素かと思います。皮膚や粘膜を正常な状態に保つ作用があり、頭皮の乾燥の予防には特に効果的。かゆみやフケの予防が期待できます。
最後に
金柑の持つ効能についてお話ししました。
体に良い成分がたくさん詰まった金柑。皮ごと食べるのが一番効率よく栄養を摂取できます。
金柑の皮や金柑のスジには食物繊維も豊富に含まれていますので、便秘の予防や腸内環境の改善効果も期待できます。
自分に合った食べ方で、ぜひ、健康の増進に役立ててください!
それではまた次回、お会いしましょう!
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