唐突ですが、私はお酒を飲んだ次の日にお腹がギュルギュルと鳴って腹痛に襲われ、下痢や軟便をすることがよくあります。この原因について、私の持っている知識を使って3つ、考えてみました。
お酒を飲んだ翌日に下痢をする原因として考えられること
どうしてお酒を飲むと下痢や軟便をしてしまうのか。特に飲みすぎた翌日は、毎度恒例といっていいレベルです。その原因として考えられるものには、次の3つが挙げられます。
- アルコールが菌を死滅させてしまう
- お酒という『水分』を多量に摂ってしまうこと
- お酒や水分の摂りすぎによるお腹の冷え
これらについて、それぞれ解説していきます。
アルコールが菌を死滅させてしまう
これは私がまだ鍼灸免許の取得のため、学校に通っていた頃のことです。当時お世話になっていた先生からある日の授業中、こんなことを耳にしました。
それは「腸内細菌もアルコールで死滅する」ということ。腸内細菌は消化を助けたり便を作るために腸の中で活動していますが、お酒に含まれるアルコールが菌の善悪を問わず、諸共に死滅させてしまうのです。
そのため消化に必要な酵素が産生できずに未熟なままで終わって大腸へと送られてしまうため、下痢や軟便になってしまうのではないかと考えられます。
とはいえ、缶ビールや缶チューハイ程度のアルコール度数であれば、直接菌を殺すほどではないので、普段から度数の強いお酒(60%〜80%)、例としてウイスキーや泡盛などを飲んでいる方に起こりやすいのではないかと思います。
お酒という『水分』を多量に摂ってしまうことで起こる
お酒を水分というのは、本来良くはないのですが・・・ここでは便宜上、そう呼ばせていただきます。体内に入ったお酒という名の水分の量があまりにも多いと吸収が間に合わなくなってしまい、結果として大腸に送られても吸収できなくなります。
その結果として下痢や軟便となってしまうのではないかと考えられます。しかもそれに加えてチェイサーや合間に水やお茶など他の純粋な水分を取れば、その分も加算されることになりますので、なおさらお腹を下してしまう原因となってしまうでしょう。
お酒や水分の摂りすぎによるお腹の冷え
お腹を冷やすことも、下痢や軟便の原因となることをご存知の方は多いでしょう。私は普段から、ただでさえお腹が冷え気味なのですが、汗をかいてもすぐに冷えてしまいお腹が痛くなることが昔からありました。
缶ビールや缶チューハイなどのお酒は基本的に冷やされた状態ですので、それを飲むことで内臓が冷やされ、結果としてお腹の冷えに繋がってしまい、下痢などを引き起こしてしまうと考えられます。
ですからお酒を飲む時は一緒に温かいものを食べるとか、冬なら熱燗を飲んでみるとか、そういったことで改善が見込めると思います。
最後に
お酒の飲み過ぎと下痢の因果関係について、私の考えをお話しさせていただきました。
お酒の飲み過ぎによる下痢であれば、1日あれば治ります。私も基本的に1回出してしまえばそれで終わります。
ただ何日も続くとか、二日酔いでないのに嘔吐を伴うなどの場合には他の感染症を疑う必要がありますので、その際は医療機関を受診するようにしてください。
それではまた次回、お会いしましょう!
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