歯のエナメル質は、人体で最も硬いと言われる部分。このエナメル質を溶かしてしまうのが高いpHの酸で、この現象は酸蝕歯と呼ばれています。
虫歯も実は、ミュータンス菌が出す酸によって酸蝕歯が起こっています。
ところがある実験によって人為的にエナメル質を溶かしてしまう悪魔の飲み物が爆誕してしまいました。
今回はその作り方を紹介します。
歯を溶かす悪魔の飲み物の作成方法
この悪魔の飲み物を作り出してしまったのは、Youtubeで活動している『ドクターくられ』。
少年ジャンプの人気漫画『Dr.STONE』の科学知識の監修をされている方です。
硫酸を薄めて飲んだり、学生時代に青酸カリを舐めたりと、なかなか狂気に満ちた科学者だなぁと個人的には思っていますw
詳しくはこちらの動画をご覧ください。
ツナっち「結局全部入る運命だったのかぁ」
くられ先生「(せやでwww)」
HAHAHA・・・!まさか全ての材料を残さず全部入れるとは思ってもみませんでしたww
そのせいで歯が溶けるほどの悪魔の飲み物が爆誕してしまったのです・・・。
pHとしては、レモンや胃酸の成分である塩酸に近いのではないかと思います。
それにしても平気で隣の助手(?)君をモルモットにするくられ先生w
悶えてるのを見ても笑顔。うーん、このマッドサイエンティストw
ではここで、動画内で酸味料として紹介されている悪魔の飲み物の材料について補足していきます。
クエン酸
みなさんも聞いたことがあると思います。食品への添加だけでなく、掃除などでも活躍する酸味料。
体内ではエネルギー代謝に関係したり、カルシウムや鉄、亜鉛といったミネラルを吸収しやすくする存在として活躍します。
ただ、一度に多量を摂取しても時間とともに体外に排泄されてしまうため、1日の中でも何回かに分けて摂取したり、毎日継続して取るようにすると良いでしょう。
酒石酸
酒石酸は酸味料として清涼飲料水やゼリーなどに使われています。
その効果は疲労回復や整腸作用と言われていますが、今のところ科学的に信頼に足るデータがないようです。
また、摂取しても消化や吸収はされず、そのまま排泄されるか腸内細菌が分解したりします。
なお摂取しすぎると、体が酸性に傾いて色々な症状を引き起こすアシドーシスや腎障害を起こすと言われています。
リンゴ酸
リンゴ酸は医療の現場では、口内の乾燥に対して使用されています。
その理由ですが、生理食塩水を塗布するよりも唾液の分泌が促進されるからと言われています。
注意点として、血圧の低い人が使用すると低血圧を引き起こす可能性があるとの報告が挙がっています。
アスコルビン酸(ビタミンC)
言わずと知れたビタミンCです。体の酸化を抑える抗酸化作用を持つことで有名で、ペットボトル入りの緑茶を飲んでいれば簡単に摂取できます。
ただ、水溶性ビタミンで体内に長くは留まれないので、継続した摂取が必要になります。
最後に
歯を溶かす悪魔の飲み物についてお話ししました。
これらの材料はどうやら普通にネット通販で購入できるようなので、罰ゲームに試してみてはいかがでしょうか?
もともとそのための企画だったようですしね。ただし、自己責任のもとでお願いいたします。
真似して何かあっても、当方は一切の責任を負えませんので悪しからず。
それではまた次回、お会いしましょう!
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