風邪をひいたとき、喉が痛くて食事が喉を通らなかったり、咳や痰が止まらなくて苦しい思いをすることがあると思います。今回はそんな、体調が悪い時でも食べられる食事のメニューを紹介します。
喉が痛い時の食事メニュー
喉の痛みが出て食事が喉を通らないという場合でも、少しでも何か食べて体力を維持・回復しなければなりません。
どんなものが良いかといえば、柔らかくて喉越しが良いものです。熱いものや刺激物は喉を刺激して傷めてしまうので当然ながらNG。
食品としては、くずやゼラチン、牛乳などが良いでしょう。食事のメニューとするならば、野菜スープやポタージュ、魚のすり身のゼリーなどが良いですね。
また、熱があるならプリンやアイスクリームといった冷たいものが食べやすくて良いでしょう。
咳や痰が出る時の食事メニュー
咳や痰が出る時は、とりあえず食事はできると思います。ここでは咳を抑える効果があると言われる食品についてお話しします。いわゆる薬膳のようなものですね。
これには杏や黒豆、ふきのとう、銀杏などがあります。杏は砂糖煮にしたり、黒豆も煮豆にして食べると良いでしょう。
食欲が出ない時の食事メニュー
食欲が出ない時でも、とりあえず何か口にしていなければ体力が失われてしまいます。そんな時は酸味の効いたものを使ってさっぱりとさせたり、香辛料を使って辛くすることで食べやすくなります。
食品では、お酢や梅干し、レモン、ヨーグルト、しそ、生姜、唐辛子などがあります。
食事メニューはフルーツを使ったヨーグルトサラダや魚介類のマリネなどが良いでしょう。
下痢の時の食事メニュー
下痢の時は水分が失われていますから、それを補うような食事をする必要があります。重湯からはじめて、徐々におかゆなどの固形物を摂るようにします。
食品では、くずや白米、豆腐、白身魚、鶏のささみ、大根、りんごなどがあります。
メニューは水分が十分に補給できるよう、くず湯や重湯、おかゆ、湯豆腐、白身魚のすり流し汁、果汁やスポーツドリンクを飲むことがオススメです。
吐き気がする時の食事メニュー
吐き気がする時は無理に食事をする必要はないので、水分をしっかり摂るように意識しましょう。赤ちゃんの場合には、初めはおちょこ一杯程度の量から徐々に増やしていきます。
野菜スープや果汁ドリンク、スポーツドリンクや麦茶で水分をとにかく補給しましょう。
回復期で体力回復が衰えている時の食事メニュー
体力を回復するには食べることが一番重要ですが、食事の内容によってさらに回復効果を高めることができます。
食事を効率よくエネルギーに代えてくれるビタミンB1を摂るために豚肉を摂りましょう。なお一緒に玉ねぎを摂ることで、硫化アリルによってビタミンB1を吸収しやすくしてくれます。
レバーや卵、牡蠣、牛乳、チーズ、大豆製品などタンパク質をしっかりと摂るようにします。
他にもニラや長ネギ、ニンニクなども体力回復にはうってつけです。
ニラレバ炒めや牡蠣鍋、ミルクセーキなどでうまく摂取しましょう。
最後に
体調不良時の食事についてお話ししました。
直前の項は単純に体力が衰えた時にも有用なメニューですので、夏バテなどを起こした時に食べると良いと思いますよ。
それではまた次回、お会いしましょう!
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