冷え性の原因と改善方法について、今回お話ししていきます。
今、男性の冷え性は増加傾向にあるというのです。
冷え性はもう、女性だけのものではなくなりつつあります。
男性も決して軽視していてはいけないその理由も合わせてお話しします。
冷え性の原因
メンズエステなどで冷え性の原因として考えられているのは、次の3つです。
筋力低下
筋肉は熱産生・血液運搬の働きを持ちます。しかし運動不足により筋力が低下してしまうと、身体から熱が生み出されず、血液の運搬機能も弱まってしまいます。
これによって冷え性が起こると考えられています。
食事の内容
生活習慣の中で冷え性に関係があると言われているのは、食事。例えば糖質や脂質を摂取しすぎている場合、血液がドロドロになってしまって血行不良を起こしてしまいます。
そうなると血液が末端へ行き届きにくくなってしまい、手足の方から身体が冷えていきます。
また、冬など寒い季節に冷たいものをとることでも身体を冷やしてしまいます。
自律神経の異常
人間の身体というのは汗をかいたり、血流量を変化させるなどして体温の恒常性を保とうとします。これをコントロールするのが、自律神経。
これが不規則な生活やストレスでうまく機能しなくなってしまい、体温が低下しても自律神経が働かないことで体温調節が行えずに身体が冷えていってしまうのです。
冷え性の改善方法
では、これらの改善にはどんなことをすればいいのでしょうか。
項目別に見ていきましょう。
筋力低下・運動不足の解消に
簡単なエクササイズをすることが有効です。使うべき筋肉はふくらはぎの腓腹筋。
腓腹筋は第2の心臓とも言われていて、この筋肉の働きが弱まってしまうと血行不良が起こり、下半身の冷えにつながります。
これを解消するために、座ったままできる運動法を紹介します。
- まず、座ってかかとを20回上げる
- 次に座ったままつま先を20回上げる
- 最後に立ち上がって、やや深めのお辞儀を20回
毎日これをするだけで、腓腹筋や前脛骨筋などの下腿の筋肉が刺激され、冷え性の改善に役立ちます。
私も実際にやってみましたが、意外ときついです。終わったあと、足が少しポカポカしてきました。
身体の中から冷えを改善
冷え性改善には身体を中から温めることも重要です。飲み物も食べ物も、できるだけ温かいものをとるようにしましょう。ちなみに私は、水やお茶は常温で飲むようにしています。常温も身体を冷やさないための1つの方法です。
朝食をとるのも重要。朝食の時に中から温めることも冷え性改善に効果があります。また、炭水化物はすぐに熱に変わってくれるので、朝食は炭水化物をとるようにします。
ただし飲み物には注意してください。コーヒーは利尿作用を持つために尿と一緒に身体の熱を奪っていってしまいます。そのため朝は、生姜湯やホットミルクを飲むのが理想的です。
自律神経の働きを改善
自律神経の働きを整える方法として代表的なのは腹式呼吸です。鼻から空気をいっぱいに吸い込んで、吸い込んだ空気を口からゆっくりと吐き出します。
これを習慣的に取り入れて、休憩などの際に行うようにしていけば自然と自律神経の働きも整っていくでしょう。
入浴で身体を温める
身体を温めるには入浴が最適。しかしシャワーだけで済ませてしまうという人も中にはいるでしょう。私もしばらく、忙しい時はシャワーしか浴びない生活をしていたことがありました。
ところが実際、シャワーのみでは不十分。冷え性の解消には足からしっかり温めることが重要となります。シャワーでは足を十分に温められません。
足から温めることで全身の血行も改善されて冷え性を改善できます。
長く入浴するためには半身浴が効果的。以下の記事を参考にしてみてください。
男性も冷え性を軽視してはいけない理由
男性も冷え性を軽視できない理由。それは身体が冷えることによる免疫力の低下。身体が冷えると体内の免疫が落ち、感染症などに罹りやすくなってしまいます。
それだけではありません。身体の冷えは実に様々な不調を呼ぶ、いわば万病のもと。冷えが原因で、肩こりや腰痛、むくみや不眠、肌荒れなどのトラブルにも見舞われてしまうのです。
さらに、全員ではありませんが精力減退やEDに繋がってしまうことも。
男性の場合に多いのは、内臓の冷え。特に常日頃から冷たいビールなどを飲むことがあったりすると、一気に冷えていきます。
内臓の冷えは自覚症状があまりないため悪化しやすく、そこへきて偏った食事などをしてしまえば今度は血液もドロドロになって血行不良を起こし、これらが原因で手足が冷えるといったことが起こるのです。
最後に
冷え性の原因と改善方法についてお話ししました。
実は私も、よく足腰が冷えてしまいます。
最近はきちんとお風呂にも入っているのですが、冷えというのは存外に頑固。
一朝一夕では治りません。
長期的に続けて、改善するようにしていきたいですね。
それではまた次回、お会いしましょう!
コメント