ピスタチオの効果が血圧を下げる。そんな論文が海外で出されました。
みなさん、ナッツはお好きですか?
低カロリー・高タンパク。お酒のお供にも持ってこいですね。
今回は高血圧の改善が期待できるナッツを3種類、理由を合わせてお話しします。
高血圧の改善が期待できるナッツ
血圧改善効果の期待できるというナッツは、次の通り。
ピスタチオ・アーモンド・ピーナッツ。
どれを食べるにしても、1日20粒ほど食べると良いでしょう。
では、それぞれどんな成分が血圧改善に有効なのかを見ていきましょう。
ピスタチオ
ピスタチオは今のこの時期、チョコやアイスクリームなど色々な食品に加工されて販売されていますね。
ではこのピスタチオのどのような成分が、血圧に対して有効なのでしょうか。
まず1つめは、カリウム。野菜などにも含まれていますが、ピスタチオはその含有量が多いことで注目が集まっています。
カリウムは血中のナトリウムと結びついて、その排泄を促してくれるミネラル。ですので、高血圧を抱える人に、意識して積極的に摂取してほしいミネラルです。
2つめはポリフェノール。これは赤ワインなどにも含まれますが、血圧を下げる効果があると言われていて、相対的にみて血圧を上げにくくしてくれるのです。
ピーナッツ
ピーナッツは飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のバランスがとても良いことで知られています。
飽和脂肪酸とはバターなどに含まれている、牛や豚などの動物性の脂肪のこと。血液検査で数値が高いと良くないLDL(悪玉コレステロール)を作る原因となるのは、主にこれです。
LDLは血管壁に沈着して動脈硬化を進め、脳卒中などの引き金になります。ですので飽和脂肪酸の取りすぎは禁物。
不飽和脂肪酸はサンマやマグロ、オリーブオイルなど一部の植物油に含まれる脂肪酸です。DHAやEPAといえば思い当たる方もいらっしゃると思います。こちらは動物性脂肪と違ってHDL(善玉コレステロール)を作り出します。
HDLは血管壁に沈着せず、しかも血中にある余分なLDLを肝臓へ運んでくれるという優れものです。
ところでピーナッツは成分の半分が脂肪ではありますが、これらの脂肪酸が実に理想的なバランスで含まれているので健康にも良いのです。脂肪酸の摂取バランスのお手本のような食品ですね。
また、ピーナッツの渋皮を剥いて食べていませんか?
「それを すてるなんて とんでもない!」
実はピーナッツの渋皮にも、ポリフェノールが豊富に含まれています。
渋みがあって苦手という方もいると思いますが、身体には良いことだらけですので、できるだけ食べるようにしてみてはいかがでしょうか。
アーモンド
アーモンドの効果も、ピーナッツと似たようなものです。
不飽和脂肪酸が多く含まれ、LDLを減らします。特にオレイン酸が多いと言われています。
また、食後の血糖値が急激に上がらないため、これも高血圧の予防につながります。
この理由は、血糖値が高くなると血液の浸透圧も高くなり、その影響で細胞内から細胞外へ水分が出たり、腎臓からの水分の吸収が増えるため、循環している体液や血液量が増加してしまいます。そのため、血圧が上昇するのです。
ナッツを食べる際の注意点
ナッツを食べる際の注意点を挙げるとすれば、いずれも無塩のものを選ぶこと。せっかく血圧を下げようと食べていてもナトリウムが含まれていては、元の木阿弥です。
おつまみコーナーで売られているものは大抵、塩味がつけられていますので、興味は持ったけど探しに行くのはちょっと面倒・・・という方は、こちらをお試しください。
全て無塩で、自家焙煎にこだわった商品とのこと。
また、血液をサラサラにして血管へかかる負担を低減させるビタミンKを多く含むカシューナッツもセットでついています。
女性人気も高く、お酒好きの女性のお供など、女子会では必携のアイテムとなっているようです。
最後に
血圧改善が期待できるナッツ類についてお話ししました。
ナッツも食べ過ぎは良くありませんが、1日の目安となる量を間食などでつまむようにしていれば、次第に効果が現れてくるのではないでしょうか。
それではまた次回お会いしましょう!
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