山菜にはどんな種類がある?タラの芽など美味しい春の味覚の食べ方

食品の雑学
スポンサーリンク

 山菜にはどんな種類があるのでしょうか?これから暖かくなってくると、美味しい山菜の季節がやってきますね。

皆さんは何が好きですか?私は実家にいた頃、タラの芽やふきのとう、ウド、タケノコなどを親の知り合いがおすそ分けでもらっていたこともあって、よく食べていました。

今回は私がよく食べていた山菜について、それらをどんな風に食べていたか紹介します。

 

春が旬の山菜たち

 今回は春が旬で、かつ私がよく食べていた山菜に限定して紹介します。

 ちなみに春の山菜の旬は3・4・5月と言われています。

フキノトウ

 フキノトウは山菜の中でも早くから発生します。私も子供の頃から見慣れた山菜です。田舎だったので山菜と言いながら、その辺の道端にも生えていました。通学路でもよく目にしたものです。

野良犬や野良猫、キツネなどの糞尿がかかっている可能性があるので見つけても拾えませんでしたが。

実は雄と雌で見た目が異なっていて、私が見ていたのはどうやら雄花のようでした。黄色っぽい小さな花が咲いているのが特徴です。雌花は白っぽく、ふっくらとしています。

フキノトウは天ぷらで食べていましたね。ただ、他の山菜と比べるとあまり食べる機会はありませんでした。

 

 毒性があることでも知られていて、その多くは根に集中しています。なので根っこが取れた場合は切ってしまいましょう。

アク抜きせずに食べると中毒症状を起こすことがあるため注意が必要ですが、水に溶けやすい毒素なのでアク抜きさえしてしまえば安全に食べられます。

注目するべき栄養素としては、フキノール酸があります。これは咳止めや花粉症に効果があることで知られています。

これからの時期は花粉症も流行してくるので、かなり良い食材ですね。

他にはケンフェノールやフキノリドがあります。ケンフェノールは免疫力をあげ、ウイルス性の病気の予防効果を高めるほか、メタボや動脈硬化の予防も期待されています。

フキノリドはフキノトウの香り成分で、消化液の分泌を促して消化を促進するほか、胃腸の機能を高める働きもあります。

 

スポンサーリンク

 

タラの芽

 お次はタラの芽です。地域によって違いがあると思いますが、私の実家ではタランボの芽と呼んでいましたね。山菜に詳しくなくとも、これであれば知っているという方は多いのではないでしょうか。

これも天ぷらにすると美味しいです。肉厚でもっちりしているので食べ応えも抜群。個人的に一番美味しいと思う春の山菜です。

山菜ってけっこう苦みや独特の風味があってクセがあることが多いのですが、タラの芽に関しては味に全くクセがなく、誰でも食べやすい山菜だと思います。山菜ビギナーにはうってつけですね。

「含まれている栄養素で、これは!」と紹介したい特筆するべきものはないのですが、胃腸を強くしたり、滋養強壮に効果があると言われている山菜です。

 

ワラビ・ゼンマイ・こごみ

 これらはどれも、シダ科の山菜です。給食の『山菜うどん』に入っていた記憶があります。なかなかほぐれないソフト麺が懐かしいですね。

家で食べる場合は茹でてお浸しみたいにして食べていたように記憶していますが、あまり食べる機会がなかったのでかなり曖昧です・・・。

 ワラビは比較的簡単に採取することができる山菜です。山に入らずとも、原っぱなどに生えていることもあります。

特有の粘りがあるので、包丁で細かく刻んで醤油やだし汁などで味付けすれば、それだけでご飯のお供の完成です。ただし、アクに発がん性物質が含まれているので食べ過ぎには気をつけてください。

栄養素としては便秘解消に役立つ食物繊維や、高血圧対策に有効なカリウムなどが豊富に含まれますが、残念ながらアク抜きをする段階でそのほとんどが水に溶け出して失われてしまいます。かといってアク抜きせずに食べると強い中毒症状を起こすため、必ずアク抜きはしてください。

 

 ゼンマイはアクが強く、食べるのに2〜3日を要する根気のいる山菜です。手間がかかるためか、店で買うのも割高になっています。歯ごたえがよく、少し苦味もあるのでおつまみとして食べる人が多いようです。

ちなみにゼンマイには、抗酸化作用のあるβ-カロテンや、血液を作るために必要な葉酸などが豊富に含まれています。

 

 こごみはアク抜きをせずに食べられる、山菜の中ではかなり珍しい種類です。新芽の特徴的な姿から、屈んでいる人を表し、屈んでいるのが転じて『こごみ』と命名されたと言います。

味にもそれほどクセがなく、茹でてマヨネーズなどで頂くと美味とされています。

鉄分や葉酸など造血に関わる栄養素のほか、抗酸化作用を持つビタミンEが豊富に含まれています。

 

スポンサーリンク

 

ウド

ウドで画像検索をかけると真っ先に出てきたのはウド鈴木でした・・・(笑)

 と、そんなことは置いておいて、お次はウドです。これも個人的にはかなり好きな山菜です。独特のあの香りがすごくいいんですよね。酢味噌和えでよく食べていましたね。

栄養素に特筆するべきものはないのですが、血液循環を良くして疲労の回復効果があったり、免疫力を高める作用があるとされています。

 

タケノコ

 最後はタケノコです。私の住む北海道では、孟宗竹よりも根曲がり竹がポピュラーです。

 これも私の地元では割とその辺に生えていました。フキノトウと同じ理由で採取はしませんでしたが。柔らかくてクセもなく、食べやすいです。

しかも一般に言われるタケノコと違ってアクが少ないため、生のままで調理することが可能です。

北海道では煮物などに普通に入っているので、季節問わずいつでも食べてる感じがしますね。そのまま茹でてマヨネーズをつけて食べるのもいいですよ。

この根曲がり竹には胃腸の調子を整えたり、傷の治りを早める効果があるとされています。また、スタミナをつけるのに効果的な栄養素もいくつか含まれています。つまり、滋養強壮効果が期待できるということですね。

 

最後に

 春が旬の山菜について紹介しました。

 どの山菜も美味しいので、食べたことがないという方は一度食べてみることをお勧めします。

 やはり私としては、タランボの芽とウドでしょうか。ウドは天ぷらもイケるので、お勧めしておきます。

 お酒を飲む方は、これを肴に一献も良いと思いますよ。

 それではまた次回、お会いしましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました