水が腐るまでの時間は?何が原因になっているのか 理由を解説!

食品の雑学
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 水が腐るとは耳にしますが、いったいどのような原因でこう言われているのか不思議に思ったことはないでしょうか?実は水が腐る、とはそのままの意味ではなかったんです!

今回は水が腐るというのがどういうことなのかと、腐るまでの時間についてお話しします。

 

水が腐るとは?

 皆さんは水が腐ると言われて、どのようなイメージを持つでしょうか?具体的なイメージはできずとも、飲めなくなるというのは想像できると思います。

ではどんな理由かといえば、実は水そのものが何か悪くなっているというわけではないのです。水は無機物なので、腐ることはまずありません。

が、水の中には微量ながら不純物や細菌などが含まれています。

つまり、水の中の『不純物が腐ってしまうこと』あるいは『細菌が不純物を分解したり繁殖してしまうこと』

これがいわゆる『水が腐る』ということなのです。

 

 ではなぜ、水道水は腐らないのでしょうか?それは水道水には塩素が含まれているからです。小学生の頃に社会科などで習いましたよね。私は実際に浄水場へ社会科見学にも行ったことがあります。

しかしこの塩素は時間とともに減少していきます。すると塩素によって大人しくなっていた菌たちが再び動き始め、不純物の分解などを始めます。その結果として細菌が繁殖し、人体に毒となるような物質も産生されることになるのです。

また、不快な臭いなども出てくるため、それで気づくこともあると思いますが、この臭いは『雑巾のような臭い』とか『硫黄のような臭い』などと表現されます。

 

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水が腐るまでの時間は?

 それでは水が腐るまでの時間についてお話しします。

水筒の場合

 魔法瓶などの水筒の場合は直射日光を通さないため、温度が上がりにくく、冷たいままであれば細菌の繁殖をそれなりに抑えることが可能です。

日光が当たらない涼しい場所であれば3日ほど、冷蔵庫内なら10日ほどは飲むことが可能かと思います。

 

ペットボトル入りの水

 ペットボトルに入った水(ミネラルウォーター等)は、未開封ならば賞味期限まで保存しておくことが可能です。が、一度開封したら最長でも3日以内には飲み切りましょう。

水は紫外線に弱いため、温度が上がって雑菌が繁殖しやすくなってしまうためです。

また、直接ボトルに口をつけて飲む、いわゆる『ラッパ飲み』はさらに雑菌が繁殖しやすくなるため、保管するにしても常温での放置はしないのが得策です。必ず冷蔵庫に入れましょう。

 

最後に

 水が腐るとはどういうことかと、水が腐るまでの時間についてお話ししました。

 水道の蛇口を捻れば当たり前のように水が飲める日本は、実は世界から見ても恵まれています。

 この資源を無駄にしないよう、管理や衛生状況には気を配っていきたいですね。

 それではまた次回、お会いしましょう!

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