今回はキシリトールがどういうものかということと、アレルギー症状があるのかについてお話しします。
食品添加物シリーズ第11弾。今回はキシリトール。なぜ今まで書いてなかったのでしょうか・・・。
皆さんも聞いたことがあるばかりでなく、一度はこれが入った製品を食べたことがあるのではと思います。
うん、そうだ。有名すぎて逆に今まで失念していたんでしょう
今回はそんなキシリトールについて、学んでいただけたらと思います。
キシリトールとは?
キシリトールは甘味料として国から認められている添加物。ガムや飴に使用されることの多い糖アルコールの一種で、人間の体でも1日に、肝臓で15gほど生産されています。
砂糖と同程度の甘さを持っていながら、そのカロリー数は砂糖4割ほどと低く抑えられ、他の糖類とは違って虫歯の予防にも効果的と言われています。
その理由については子供の頃に小学校の図書室にあった学習漫画で知ったのですが、虫歯の原因菌であるミュータンス菌がキシリトールを食べても分解することができないために酸を作ることができず、歯を溶かすことができないからだそうです。
また、キシリトールは摂取してもその吸収される速度が砂糖の半分ほどで、血糖値の急な上昇を抑える効果もあるとして注目されています。
過剰に摂取すると?
キシリトール入りの製品のパッケージに「食べ過ぎるとお腹がゆるくなることがあります」などと書かれているのを見たことはあるでしょうか。
実はキシリトールを過剰に摂取してしまうと、腹痛や下痢などを起こす可能性が指摘されていて、その量は20〜30gほどと言われています。
アレルギー症状は結局あるの?
キシリトールでアレルギーを起こす可能性があるかと問われれば、可能性はある、というのが返答になります。キシリトールの原料となっているのは、白樺の木の樹液です。
ですから白樺アレルギーを持つ方の場合にアレルギー反応が出てしまうことがあるので、注意して食べるようにしてください。
最後に
キシリトールについてお話ししました。
総括すれば、大きな危険性がない安全な添加物と言えるでしょう。
しかもそのほとんどが体にとって良い成分とは、積極的に摂取しても良いかもしれません。
ただし、食べすぎてお腹を壊さないようにだけ注意してくださいね
それではまた次回、お会いしましょう!
ちなみに前回はこちら!
他の甘味料についてはこちらをどうぞ!
コメント