らっきょうと言えば、皆さんはどんな時に食べているでしょうか?私も含め、カレーの付け合わせに出されることが多いかと思います。
しかしらっきょうは様々な健康に良い成分が含まれているのです。中には血圧に効果のある成分もあるそうですが、本当でしょうか?
今回はらっきょうに含まれている成分とその効能についてお話しします。
らっきょうの成分と効能
それでは早速、らっきょうに含まれる成分についてお話ししていきます。
食物繊維
まずは食物繊維です。らっきょうには水溶性の食物繊維がたっぷり含まれています。この食物繊維は体内で水分を吸収してゼリーのようになり、腸内にある便を吸い取って排泄してくれる作用があります。
このため、便秘対策にもってこいの成分なのです。また、腸内に住む乳酸菌などの善玉菌のエサにもなるため、腸内環境の改善にも役立ちます。
ナイアシン
体内に入ったアルコールは肝臓で無毒化の処理を受け分解されます。その際に必要な成分が、このナイアシンです。ナイアシンが不足してしまうと、アルコールが分解されにくくなってしまい、二日酔いの原因になってしまいます。
ちなみにナイアシンは他に、たらこなどに多く含まれています。
パントテン酸
パントテン酸は副腎皮質から放出されるホルモンの働きを高める作用を持っています。副腎皮質ホルモンはストレスへの耐性を高めてくれる作用を持っていますから、ストレスへの対策にもつながり、ひいてはイライラからくる血圧の上昇を抑える効果も期待できます。
硫化アリル
らっきょうのあの独特の香りは、この硫化アリルからくるものです。玉ねぎや長ネギ、ニンニクなどにも含まれています。
この硫化アリルは血液を固まりにくくする作用があります。昔、玉ねぎを食べると血液がサラサラになるという話を聞いたことがある方もいると思いますが、あれにはこの硫化アリルが関わっていたのです。
硫化アリルによって血液がサラサラになって流れやすくなることで、心臓が血液を送り出すために余分な力を必要としなくなります。すると血圧も自然に下がることが期待できます。
カリウム
らっきょうにはカリウムがたっぷり含まれています。カリウムは血中のナトリウムと結びついて、その排泄を促します。
血圧を高める原因は、塩分の取りすぎ=ナトリウムの取りすぎです。つまりカリウムを取ることが、血圧を下げることにもつながっていくのです。
また、カリウムは体内の余分な水分もナトリウムとともに排泄してくれるため、むくみの対策にも効果があります。
食べ方は生?酢漬け?
らっきょうの食べ方ですが、一般的には酢漬けで皆さん召し上がっているかと思います。かくいう私も、酢漬け以外で食べたことがありません。
しかしながら酢漬けの場合、いま説明したような成分の多くがお酢に溶け出してしまうため、あまりお勧めはできません。漬け汁ごと食べるのなら話は変わりますが、それはなかなか難しいのではないでしょうか。
ということで、らっきょうの栄養成分を真に得たいのであれば、生で食べることをお勧めします。サラダなどに加えたり、和え物などにすると食べやすいそうですよ。
最後に
らっきょうの効能についてお話ししました。
どうやら血圧にも効果はありそうなことがわかりましたね。
らっきょうの他にも、当サイトでは高血圧予防に関する記事をいくつか用意していますので、よければこちらもお読みください。
それではまた次回、お会いしましょう!
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